オリスの新作「プロパイロットX キャリバー400」。ブルーダイヤル、チタンケース、39mm径。52万8000円/オリス 03-6260-6876
見た目のフィーリングだけじゃ、これからの長い時間をともにするには不十分だ。それは人でも、服でも、時計でも同じ。大人の琴線に触れるには、共感できる内面や背景が大切になってくる。
まさしくその理想形をいくのが、スイスの時計ブランド「オリス」。
信頼性の高いスイスのウォッチメーカーが誇る伝統を、理念を、技術を纏って、さあ気持ち良く出かけよう。
伝統あるブランドによる“本物のエッセンス”
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2022年春夏にリリースされたオリスの最新作「プロパイロットX キャリバー400」。
このシンプルなプロダクトには、ブランドのフィロソフィが凝縮されている。まずはその足跡について。ミニマルなデザインのなかにも、オリスが得意とするパイロットウォッチの系譜を確かに受け継いでいるのだ。
スイスのヘルシュタインで1904年に創業したオリス。工場脇を流れる小川の名前を冠した時計ブランドは、1910年代からパイロットウォッチの製造を開始し、’38年には独自の脱進機を開発した。
そして同年、一本のパイロットウォッチが歴史を大きく動かす。いわゆる「ビッグクラウン」の誕生だ。
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ビッグクラウンとはすなわち、大き
なリュウズのこと。機内で操縦桿を握るパイロットが厚手のグローブをしたままでも時刻調整しやすいように、との想いが込められたディテールだ。
同時に実装された日付表示機能「ポインターデイト」と合わせて評判はすこぶる高く、以降はオリスのアイコンとして定着した。
そこで今作を見てみると、なるほど大振りの
リュウズを装着。操作性をより向上させるためのリュウズ外装の刻みも、パイロットウォッチの名家たるオリスがあしらうからこそ意味合いに深みが生まれてくる。
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一方で、ルックスはクラシカルに振りすぎず、実にいい塩梅だ。
ケース径は39mmとコンパクトで、なおかつ持ち前の視認性の良さはキープ。リューズには光の反射を抑える刻みが施され、パイロットウォッチのルーツを薫らせるとともに過不足ない装飾となる。
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我々のほとんどは、実際には飛行機の操縦桿を握
ることはない。ただし、大空に抱く冒険心や、憧れは
本物を持つ。
だからこそ由緒ある本物が作るパイロットウォッチに心惹かれ、外見のモダン化にも共感
するのだ。
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