ここ最近、アウトドアレジャー界隈をざわつかせている新作ギアがある。
その名も「ゴービキュー(GoBQ)」。これ、何に使うギアだかわかるだろうか?
「え、バッグでしょ?」と思うかもしれないが、その正体は、ポータブルBBQコンロだ。
ゴービキューが生まれたのはBBQの本場であるアメリカ。世界最大級のクラウドファンディングサイト「インディーゴーゴー」において、目標額をはるかに上回る金額を集めて誕生した、今注目のアウトドアギアである。
アウトドアブームにより、最近ではコンパクトなBBQコンロも多く見られるが、“蓋付きコンロ”というのはかなり珍しい。しかも本体が柔らかな布製だから、小さく折り畳めてショルダーバッグのように手軽に持ち運べる。
というか、BBQコンロと言われなければ、周りからは間違いなくバッグと思われるだろう。
持ち運びやすいので、バイクや自転車でアウトドアレジャーに向かう人にもおすすめしたい。
もちろん、このBBQコンロの真価はコンパクトさだけにあらず。
バッグを開いて、炭と付属の焼網を置いたら、もうスタンバイOK!
セッティング時間はなんと20秒と、組み立てがすごく簡単なのだ。ひと苦労だったBBQコンロの設置に時間が取られないのもうれしい。
布製ってことは、火は燃え移らないの? と思うかもしれないが、それもご安心を。グラスファイバーという耐火・耐熱素材を採用しているので安全性も確保されている。
そして何よりこの蓋が、本当にいい仕事をしてくれる。
焼網で肉や野菜を焼くときに蓋を被せれば、“焼肉”とは一線を画す本格BBQが可能だ。火入れの調整が難しいステーキだって、うっかり焦がしてしまいがちな野菜だって、蓋をすることによって水分が逃げずにふっくらジューシーに焼き上がる。
絶妙な焼き加減で出来上がった料理の美味しさは、“たまらん”のひと言である。
また、蓋は砂埃から食材を守る役目も果たしてくれる。風のある日や海辺や釣り場でもストレスフリーにBBQができるのだから、もうアッパレである。
使用後は、またサッと折りたたんで元のバッグ状に。一般的な金属製のBBQコンロは火を消してから冷めるまでに数時間は必要なところ、ゴービキューは耐熱布を使っているので炭と灰を捨てればものの数分で冷える。
水にも強く、洗う際には洗剤も使えるので手入れも簡単。後片付けの時短にさえもひと役買ってくれるのだ。
見た目はコンパクトでありながら、アウトドアレジャーの楽しみを無限大に広げてくれるゴービキュー。山でも川でも海でも(狭い自宅の庭でだって)、最高のBBQタイムを実現してくれるはずだ。
[問い合わせ]HNY トレーディング www.gobq.jp長瀬瑠美奈=文