ところで、「chouchou(シュシュ)」という店名の由来は?
「フランス語で『お気に入り』という意味です。あと、うちのワンちゃん、トイプードルの名前です。たまにここにいますよ」。
莉菜さん、こんなコロナ禍ですが近況も教えてください。
「お菓子を作ってます。もともと好きだったことを仕事にできて楽しいです」。
「ドライブも好きで、よく遠出します。これは鴨川温泉に遊びに行った際に『是空』というホテルで食べた美味しい朝食です」。
さらに、趣味は橋や絶景スポット巡り。下の写真は静岡県の大井川に架かる「塩里の吊り橋」にて。
また、いつも行くという「鴨川シーワールド」では、イルカやアザラシが寄ってきてくれる。
ちなみに、この店は莉菜さんとお母さん(みどりさん)の二人三脚で運営している。このふたりのコンビが息が合っていて素晴らしいのだ。
莉菜さんが言う。
「小さい頃から家族でカフェをやりたいねという話はしていたんです。だから、調理製菓の専門学校に通って、お茶と料理とお菓子を勉強しました。卒業作品はパーティー料理の、オマール海老のカクテルのムースとかそういう感じで、学年で銀賞をいただきました」。
「幼少の頃からセンスがいいと思っていました。お店のパンフレットやメニューも全部彼女がデザインしているんですよ」。
なお、店内に置いてある雑誌を見るとバイク関連のものが多い。
さて、莉菜さん。最後に読者へのメッセージをお願いします。
【取材協力】Cafe chouchou(カフェ シュシュ)住所:東京都八王子市高尾町1912電話:042-673-3917www.facebook.com/Cafe-chouchou-110383373874953/「看板娘という名の愉悦」Vol.162好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
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石原たきび=取材・文