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2021.06.28

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使いやすくて手放せなくなる=大量消費させないバッグは、いろいろ優秀だった

最近はリサイクル素材で作られたバッグも増えてきたが、数あるそれらの中でも「ニューライフプロジェクト」は注目に値する。
大人にうれしい気の利いた工夫が随所に仕込まれているからだ。
ブランドのアイコン的アイテム。大容量のデイパックは、1〜2泊程度の荷物ならなんなく収納できる。ハンドルは脱着可能。「ECO CANVAS DAY PACK」3万8500円/ニューライフプロジェクト(にしのや 03-6434-0983)
ニューライフプロジェクトを手掛けるのは、さまざまなファッション&ラゲッジブランドに長年携わるクリエイティブユニット。
大量生産→大量消費→大量廃棄というサイクルに疑問を感じていた業界人が行き着いた答えは、金具や背胴メッシュ部分など一部を除き、ラゲッジのパーツすべてにリサイクル素材を使用すること。
同時に、長く愛用できるよう耐久性にもこだわった。
蓄光糸を使ったフロントロープは暗がりでの視認性を補助。ついでにカラビナなどが装着できる。「ECO CANVAS MOON SHOULDER」1万5950円/ニューライフプロジェクト(にしのや 03-6434-0983)
ブランドを代表する「エコ キャンバス」シリーズの生地は、タフなコーデュラ糸に、再生PETポリエステル糸を組み合わせて作成。 表面にはフッ素樹脂コーティングを施し、撥水・防汚性も高めた。
そして、裏地、ファスナーテープ、バインダー、そしてブランドタグなどにはリサイクルPET100%素材を、商品の下げ札にはFSC認証の素材を採用している。
また、今までの知見を活かして盛り込んだ、“あったらいいな”な機能も出色。
「ECO CANVAS DAY PACK」3万8500円/ニューライフプロジェクト(にしのや 03-6434-0983)
たとえばデイパックのパソコン収納部。クッション付きなのは当然として、バッグを置いた際にパソコンがダイレクトに衝撃を受けないよう、本体底から数センチ上に設置されている。

そしてもうひとつ、特徴的なロープにセットされたオリジナルパーツ「R&W Tensioner」が実に便利。
これはテントやタープなどに使う自在金具をベースに生まれたアルミ素材のパーツで、絶妙な角度のついた先端部分により、ロープを好みの長さに簡単に調整できる。意外と手間取るストラップや持ち手の長さ調整問題も楽々クリア!

ファスナーが大きく開くモバイルポーチ。ケース内側は、クッション性に優れたダブルラッセルメッシュ素材を採用している。ロープハンドル付きなので、ミニバッグとしても活躍する。「ECO CANVAS MOBILE CASE」1万7600円/ニューライフプロジェクト(にしのや 03-6434-0983)
ユーザー目線で考え抜かれたディテールは、快適な使い心地を生む。そうすれば当然、長く使いたくなる。手放したくなくなることが、いちばんのサステイナブル。
そんなことを思わせるニューライフプロジェクトは、まさに“新しい生活”の価値観にマッチしたバッグといえそうだ。
 
[問い合わせ]
にしのや
03-6434-0983
村野いつき=文


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