高校は進学校だったため、勉強漬けの日々を送る。
「本当に田舎なのでボーリング場、プリクラ、カラオケがあるお店には自転車で30分ぐらいかけて行っていました。あと、学校の正門前におばあちゃんがやっているたこ焼き店があって、下校のときに買って食べるのが楽しみでしたね」。
専門学校入学を機に上京。すれ違う人と挨拶をしないことに驚いたそうだ。
「地元ではスーパーとかでも知らない人に会釈するんですよ。今は自分もそれをされたらびっくりしますけど(笑)」。
思い出話を聞いたところで、施設内を案内してもらった。まずは、レンタルルームから。「ROOM A」はミニキッチン、カウンター、カラオケシステム付きで飲食の持ち込みも自由だ。
続いて、「ROOM B」は壁一面が鏡張り。
外につながるドアを開ければ、すぐ近くに船着場と広場がある。
最後はコワーキングスペースとしても使える「HALL」。各所に電源とWi-Fiを完備しており、席も自由に選べる。
なお、店の向かいは別会社が運営する「ラグジィ(LUXY)」というエンタメ施設。ビリヤード、クレー射撃、ダーツなどで遊べる。
オープニングスタッフとして「シャコウバ」に参画した美月さんは、支配人のもとでメンバーを取りまとめる立場。来場者をいかに楽しませるかを常に模索している。
最後に読者へのメッセージをお願いします。
【取材協力】SHAKOBA住所:東京都港区海岸1-10-45 アトレ竹芝内電話:03-5422-1445https://shakoba.com「看板娘という名の愉悦」Vol.153好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
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石原たきび=取材・文