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おでんダイエットにも落とし穴あり!

こうなると知っておきたいのは、ダイエット中に避けたい食材だ。

「糖質が多いものは、なるべく避けましょう。練り物は1つあたり糖質が5gほど、もち巾着には15gほど含まれています。どうしても食べたければ1個だけにしましょう」。


また、ローカロリーだからと言って、いくらでも食べていいと言うことではない。

「注意したいのは塩分です。はんぺんなどの魚介の加工品やウィンナーには結構塩分が入っていて、なかには1g以上含んでいるものもあります。おでんの汁は塩分濃度が0.7%前後なので、200ccで1.4gも塩分が入っています。現在の塩分摂取量の目安は男性が1日7.5g、女性が6.5gまでとされています。つまり、おでんの汁は飲み干してはいけないのです」。



どうしても汁が残せないという人は、塩分を体外に排出する働きを持つカリウムを多く含んだ、ほうれん草や小松菜などの葉野菜などを一緒に食べるといい。

「どちらにしても、塩分量を考えると1食あたりのおでんの具材は3つぐらいに留めておくのがベストです」。

具材が3つとなると、朝昼のご飯にはちょっと物足りないはず。最も取り入れやすいのは夕食。酒のつまみにしてみてはどうだろう。

「味に飽きたら、鍋の素を入れるのがおすすめです。トマト味やカレー、キムチ鍋など、たくさんのバリエーションがあります。味変するときは、もとの汁に対して半分から同量入れると味に変化が生まれます。最初から鍋の素を入れて煮込むのもいいと思います」。

なんと、麺さえ入れなければ「濃厚豚骨味」もOKだそう。

「麺と脂の組み合わせが太るので、背脂増し増し!じゃなければ、豚骨味でも問題ありません。自分だけのアレンジで、無理なく、おいしく、楽しみながらおでんダイエットを続けてほしいですね」。
 
「ダイエットのモチベアップ術」とは……
一念発起してダイエットを始めたものの、「仕事が忙しくて時間がない」「なかなか成果が出ない」といった理由で諦めてしまった経験はないだろうか? 継続していくためには、正しい知識を蓄えてモチベーションを上手にコントロールしていくかが鍵。ここでは、ダイエットを“習慣”に変えていくためのヒントを探っていく。
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林田順子=取材・文

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