「Camp Gear Note」とは……ジメジメした毎日が続くが、梅雨明けはもうすぐ。同時に、本格キャンプシーズンのスタートだ。そこで今回は、シーズンインを前に、キャンプの必須スキルである火のつけ方を伝授しよう。
家族や友人の前でスマートに振る舞うためには、押さえておくべき知識とテクがいくつかある。間違えた方法では、いくら頑張っても火はつかないのだ。
焚き火には段階がある
太さの異なる薪を用意しよう。最終的には右端の太い薪に火をつけたい。まず、火をつける前に頭に入れておきたいのは、「焚き火には段階がある」こと。
いきなり太い薪を燃やそうとしている人をよく見るが、それではいつまでたっても火は起きない。細い薪に火をつけて、少しずつ太い薪へと段階を追って火を移していくのが焚き火の基本となる。
着火剤を使うのがスマートかつスムーズ。種類はいろいろあるが固形タイプが使いやすい。薪以外に「たきつけ」と呼ばれるものも重要な役割を果たす。簡単にいうならば、これは薪に火をつけるための火種的な存在である。
新聞紙や段ボールを使っている方も多いが、紙類はすぐに燃え尽きてしまうのでおすすめしない。着火剤を用意しておくのがスマートだろう。コンビニやスーパー、100円ショップでも手に入るので、キャンプに出かけるなら常備しておきたい。
松ぼっくりや杉の葉は、着火剤を忘れたときには代用品となる。新聞紙は火の粉が飛んでしまう危険性もあるので避けたい。 2/4