2月28日、東京・中目黒の目黒川沿いに、スターバックス コーヒーの体験型店舗「スターバックス リザーブロースタリー 東京」がオープンした。
スターバックスの最高峰の職人技が披露され、「のめり込むような」コーヒー体験ができるというこの店舗。行ってみたら、確かにオッサンも‟ときめく”ポイントが満載だった。
コーヒー豆が宙を舞う店内。工場と融合した店舗はデザインが秀逸
店の中心に備えられているのは巨大な焙煎機。さらに4階建ての店内の吹き抜けを貫く、世界のロースタリーの中でも最大級のカッパーキャスク（コーヒー豆の熟成・貯蔵庫）を配し、ひときわ存在感を放っている。
ここで焙煎されたコーヒー豆が1階天井部分に張り巡らされた透明の管の中を通って行き交う様は、まるで工場見学のようで見ていてワクワクする。
目黒川の桜をイメージして、キャスク表面には職人が一枚一枚手作業で仕上げた桜の花のオブジェが散りばめられている。店舗の外観デザインを担当したのは、日本を代表する建築家・隈 研吾さん。隈さんと言えば木材を活かした建築が特徴的だが、今回も外壁に杉の木をふんだんに使い、すぐ横を流れる目黒川の桜並木にマッチしていてスタイリッシュ。
抽出にもこだわった100種類ものビバレッジ。初体験のカクテルも要チェック
スターバックス リザーブロースタリー 東京では100種類近くのビバレッジが用意されている。なかにはこの店舗限定の稀少なコーヒーもあり、主に1階のメインバーで味わうことができるのだが、コーヒー器具もユニークなものが多様にあり、さまざまな抽出方法で提供している。コーヒーの味だけでなく、淹れる様子を見て楽しむこともできるのだ。
右上から時計回りに、メルローズ トウキョウ、アイス マキアート コン クレマ、カスカラ レモン サワー、バレルエイジド コーリド ブリュー。3階には、日本のスターバックスでは初となる本格的なバーをオープン。ワインやビールはもちろんのこと、ロースタリー 東京限定のコーヒーや紅茶を使ったオリジナルカクテルも用意されている。コーヒーフィルターにウイスキーを注いだり、カクテルの仕上げにコーヒーをスプレーするなど、初体験のカクテルに出合えること間違いなし。
コーヒーを極めたい人は、今後実施予定のイベントも要チェック！
何度か足を運び、コーヒー熱が高まってきたら、4階のラウンジ「AMU TOKYO」へ。ここは、スターバックス初のスペシャルティコーヒー協会公認のトレーニング施設としても活用される予定で、パネルディスカッションやコーヒーテイスティングなどのイベントが開催されるということだ。
「工場のような空間」「ユニークなコーヒー」「トレーニング施設のイベント」といったキーワードがいっぱいのスターバックス リザーブ ロースタリー東京なら、格別なコーヒー体験が期待できそうだ。
［ショップデータ］
スターバックス リザーブロースタリー 東京 住所：東京都目黒区青葉台2‐19‐23 電話番号：03-6417-0202www.starbucks.co.jp/roastery/ 
