腕時計に情熱を傾ける男たちが、その想いを共有することができる、またとない場所がある。愛するブランドが主催するものもあれば、ファンが自発的に発足したものもあるウォッチコミュニティだ。時計によってどんどんツナガル人と人。充実のウォッチライフを送るための9つのケーススタディ。
祖国の時計を愛でるニッポン男児、ここに集結!
「GSナイン クラブ」
日本全国にある「グランドセイコーマスターショップ」でグランドセイコーを購入した人のみが入会できるオーナーズクラブ。スタートは2015年で、いっそうの愛着を持って時計を身に着けてほしいという願いから誕生した。
このクラブのいちばんの目玉は、新作の展示会、ムーブメントの組立実演、時計の無料診断など、さまざまな会員限定イベントに無料で招待されるということ。さらには時計を製造している「雫石高級時計工房」や「信州 時の匠工房」への見学・体験ツアーも用意されており、ファンにとってはどれも貴重なものばかり。現在1万5000人ほどが登録しており、年々勢力は拡大中だ。
「GS9 クラブ サロン」で開かれた講習会。“時計ハカセ”こと高級時計専門誌『クロノス』編集長・広田雅将氏が登壇し、時計の魅力を熱弁。
開催されたばかりのインスタレーション「THE FLOW OF TIME」。アートと時計を融合させた魅惑の空間だった。
酒を酌み交わしながら時計を語り合う、なんてのもこのクラブの恒例行事。愛好家にとってはこれ以上ない至福のひとときだ。