もちろん味わいだってプレミアム。ウイスキーづくりに使われる原酒がしみ込んだ古樽は、さまざまな進化を梅酒にもたらした。梅酒の持つ果実味はそのままに、樽由来の心地良い木の香りに、バニラのような深みと甘みを増幅。ウイスキーのようなスモーキーな香り、ほど良い渋味もあいまって、飲む者をうっとりさせるような上質感をまとっている。
華やかな香りと深いコク、贅沢な余韻は、酒好きも十分満足できる仕上がりだ。これを飲めば、梅酒が“ただの甘い酒”ではないことに気付かされるだろう。
酒自体の個性がしっかりしているので、それを味わうため、飲み方はロックやストレートが基本。アルコール度数の高いお酒が苦手な人なら、ソーダ割りにしてもいい。
飲み方のバリエーションの豊富さと、懐の深い味わい。これの何が良いかっていうと、ヘビーな酒好きも、ライトな酒好きも飲める、ということ。同じ釜の飯、じゃないが、みんなで同じ酒、しかも抜群においしいのをシェアすれば、盛り上がり方もがぜん変わってくる。
家ではあまり飲まない妻だって、これなら付き合ってくれるかもしれない。数量限定品ゆえ、見つけたらとりあえず買って、ストックしておくことをおすすめしたい。
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