梅雨晴れの早朝。撮影用に仕切られていたカーテンの下をくぐり、反町隆史さんは颯爽と登場した。
多勢のスタッフ一人ひとりに対し、しっかりと目を合わせてあいさつを交わす。折り目正しくも、あの人懐っこい笑顔から、どこか親しみやすい雰囲気を纏っていた。
柔らかな自然光が降り注ぐスタジオで、気心の知れたスタッフと談笑をしながらカメラの前で鷹揚に準備をする。ネイビーのTシャツと色褪せたデニムが、しなやかで健康的な体躯と美褐色の肌をより際立たせている。
撮影中、時折、心地良さそうに口笛を吹く。この佇まいがまた、目まいがするほどかっこいい。
今回はいずれのスタイリングにも、左腕にはブラックセラミックス仕様のパネライが光っていた。反町さんは2018年よりパネライ初の日本人アンバサダーに就任しており、今回着用しているのが、本邦初公開のコラボレーションモデル「ルミノール クロノフライバック TAKASHI SORIMACHI edition」。
撮影後、着用していた時計を丁寧に外しつつテーブルの上にそっと置くと、じっくりと眺めながら語る。
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