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2020.01.14

時計

ファッションデザイナーのセンスで選ぶ、愛用ブランドの腕時計4本

自らのセンスをもの作りに注ぎ込むファッションデザイナーは、腕時計をどのように捉えて、どう選んでいるのか。非常に気になるところ。
そこで、オーシャンズ世代であり、我々も愛してやまないブランドを率いる歴々に、次に狙う時計を聞いてみた。ならではの観点が、新たな視座を与えてくれるかもしれない。
 

A. LANGE & SÖHNE
A.ランゲ&ゾーネ/グランド・ランゲ1

A. LANGE & SÖHNE A.ランゲ&ゾーネ/グランド・ランゲ1
K18WGケース、41mm径、手巻き。443万円/A.ランゲ&ゾーネ 03-4461-8080
「ホワイトマウンテニアリング」相澤陽介さんの場合
自ら率いるホワイトマウンテニアリングほか、数々のブランドのディレクションも手掛ける相澤さん。42歳を迎えた記念に購入した腕時計は、別のモデルだったそうで、その際に最後まで悩み迷ったのが、こちらのモデルなんだとか。

 

「プロダクトとしての確かな存在感に惹かれます」
もの作りに際して、徹底的にアーカイブを紐解く研究者肌の相澤さんが次に狙うのは、名門A.ランゲ&ゾーネの顔「ランゲ1」のビッグサイズモデルだ。
「スポーティな時計を何本か所有していますが、ジャケットに合わせるには少しカジュアルすぎるかなと。そこでフォーマルな場にも合うシックな時計が欲しい、という目線が40歳を境に加わりました。この時計には重厚感があり、ドイツプロダクトとしての質実剛健さが備わっています。今年はヴァシュロン・コンスタンタンの『ヒストリーク・アメリカン1921』を購入しましたが、より正統派をという理由で今最も手に入れたい1本です」。


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