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2018.12.21

あそぶ

大人も思わず熱中する、カーリングの基本アクション講座

短期連載「手ぶらで参戦する、夫婦カーリング」Vol.3
氷上のチェスと呼ばれる、カーリング。4人1組で行うことで知られるが、じつは2人プレーも可能。ペアでの戦略性が楽しめて、大人の夫婦にぴったりのウインタースポーツなのだ。かたやストーンを氷上に滑らせ、かたやブラシをこすって進路をサポートする……ちょっと夫婦関係に似てるかも? 今回はカーリングの基本動作をマスターする!
Vol.1「この冬、夫婦でいかが? 五輪選手が語るペアカーリングの魅力
Vol.2「いつもの冬着でOK! 2380円のカーリング教室で準備すべきアイテムって?
「軽井沢アイスパーク」にやってきた、東京在住の酒井さん一家。前回はウェアをビシッと身につけ、ストーンやブラシといったアイテムについての知識も押さえたところ。今回はいよいよ基礎トレーニングの始まりだ!
 

カーリングの第一ステップは「氷に慣れること」

氷上に降り立ち、興奮した様子のご一家。まずは先生である日本を代表するカーリング選手・山口剛史選手から「氷に慣れていきましょう」と最初のご指導を受ける。氷との付き合い方を知らないまま競技に臨めば、怪我の危険性も増してしまう。これはとても大切なこと。


氷に手で触れたり、寝そべってみたり。その新鮮な感触に、酒井さん一家も興味津々。「転びそうになったら、しっかりと尻餅をつきましょう」と、楽しみながらも注意点をしっかり押さえる。
続いて、氷上の歩き方をレクチャー。

グリッパーのついた足を支点に、カニ歩きの要領で歩いてみる。夫・重輝さんと息子・奏達(そうたつ)くんは難なくこなすが、妻・昌子さんは恐る恐る。

重輝さんの手を借りて、幅5mのレーンを懸命に1往復。「怖い怖い!」と悲鳴を上げながらも、なんだか楽しげな昌子さん。

さらに、ストーンを投てきする際のフォームをレクチャー。グリッパーのない足と膝当てを支点に、さながらクラウチングスタートのように片膝をつく。だんだんカーリングらしくなってきた。実は最も安定していたのは昌子さん。重輝さんはちょっと悔しそうだ。氷上を歩けることと、フォームでバランスを保つことは意外に違うようだ。
「基本的なフォームをマスターしたら、実際にストーンを投げてみましょう」と山口選手。ストーンを投げるのは、カーリングの花形。待ってましたとばかりに場も盛り上がる。

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描く軌跡は三者三様。ストーンを投げる愉しさ

山口選手の指示に従い、ポジションについた酒井さん一家。ストーンで狙うのは、氷上に描かれた「ハウス」と呼ばれる円だ。実際の試合では、いかに円の中心近くにストーンを止められるかで得点を競い合う。

トップバッターは重輝さんだ。山口選手に姿勢を確認しながら、足を踏ん張って……。

蹴り出した! ワッと歓声が上がる。
姿勢をブラさずに固定したまま、氷上をスルスルと滑っていく。その勢いを利用してストーンを投てき。一同がじっと見つめるなか、ストーンは円の左に逸れてしまった。「思ったより難しいなあ」と笑いながら首をかしげる重輝さん。
続いての出陣は昌子さん。緊張した面持ちだが……。


ストーンを投げてみると、これが上手い!
背筋をピンと伸ばした綺麗なフォーム。スムーズな動きで手を離れたストーンは、絶妙なスピードで直線を描いていく。五輪にも出場した山口選手の「センスありますね〜」という褒め言葉に、昌子さんも「円の近くに止められると気持ちいいですね!」とニッコリ。

三番手の奏達くんは、筋力を考慮してダイナミックな両手投げ。誰よりも上手く投げようと意気込む奏達くんと、それを見守る夫婦。子供のはしゃぐ姿は、やはり親にとって一番の喜びのようだ。
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