軽井沢に行ったら、必ずチェックしてほしい。そんなふうにプッシュしたくなるビールを見つけました。それが、秋も深まる某日、取材中に購入したエリア限定ビール「軽井沢ビール クラフトザウルス ヴィンテージエール」。
土産物屋だけでなく、地元のスーパーにも並ぶそのビジュアルは異彩を放ち、商品棚の販促ポップには「人気No.1」の文字。重い荷物を抱えながらのロケにも関わらず、ついビール好きの血が騒いで購入したのですが、これがスゴかった。
そもそもヴィンテージエールとは何か? 高級ワインのように歳月を重ねるほどに熟成し、味わいを深める代物で、通常1カ月程度で完成するビールを、6カ月から数年間熟成させるそうです。
ワタクシが購入したのは、2017年仕込みのボトル。要は1年物のビールです。頭部分に塗られた蝋を剥がし、グラスに注ぐ。すると、ふわりと濃厚な香りが舞い、舌にはズッシリとした深くて甘い味わいが残ります。1年でこれなら、この先どこまで味が深まるのか……。今度軽井沢に行ったときは、熟成用にもう1本購入しよう。そう誓ったのでした。
文=編集部I
ビールとコミック、プラモに夢中の31歳。最近の趣味は、赤ワイン片手にステーキを焼くこと