ショップで個性の強い服を片手に、買おうかどうか悩んでいると、スタッフに「この服、実は何にでも似合いますよ」と言われた。誰もが一度や二度、そんな経験はあるはずだ。
しかし、魅惑的なこのセリフ、本当なのか? その真偽を確かめるべく、都内の人気セレクトショップ8店のスタッフに、クセのある服を実際に着回してもらった。
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ロンハーマン 千駄ヶ谷店の川邊 淳さんが登場。「ダブル レインボー フォー ロンハーマン」のアロハシャツを、4種類のパンツで合わせたスタイリングを披露する。
着回した服
「ダブル レインボー フォー ロンハーマン」のアロハシャツ美しいブルーが見た目にも気持ちいいアロハシャツは、デニムで有名なスビの元アートディレクターが手掛けるカジュアルシャツブランドへの別注作。さらりとした滑らかな肌触りのレーヨン地は、もちろん着心地も最高に気持ちいい。
着回し① デニムにも
「Tシャツ×デニムのシンプルな着こなしのアクセントとなる羽織りものとして、アロハシャツを。海が似合う男とは、こんな格好が似合う男。そんなブランドの想いを表現したスタイルです。もちろんフロントは全開で、男らしく!」。
着回し② チノパンにも
「チノパンにエア マックス97と、OC世代にとって懐かしさのあるストリートマインドな着こなしにも、アロハシャツはマッチします。チノパンはあえてワンサイズアップしてゆったりはくのが気分。キャップの赤をアクセントに」。
着回し③ スラックスにも
「スラックスにシャツを合わせるのなら、共地のジャケットを羽織って、カジュアルなセットアップスタイルで。ネイビートーンでまとめて、タックインすれば品良く見えます。革靴だとトゥーマッチなので、ヴァンズくらいが丁度いい」。
着回し④ 短パンにも
「アロハシャツとショーツ。リゾート感が強く出てしまう組み合わせですが、思い切ってセットアップにしてみると“ファッション”として成立。足元を革靴にすることで大人っぽさを出し、より街にも対応したスタイルに」。
着回した人「ロンハーマン 千駄ヶ谷店」メンズ スーパーバイザー
川邊 淳さん(36歳)
ヒゲと長髪がトレードマークの千駄ヶ谷店きってのムードメーカー。サーフィンの腕前は「趣味の範疇を超えている」と社内でも評判。社内の有志で発足したサーフィン部の部長も務める。
志賀俊祐、中野 理、恩田拓治=写真