ランニング や ジムでの筋トレなどの運動習慣がある人でも、天気が悪かったり、ジムへ行くまとまった時間を割くのが難しかったりすると、トレーニングできない日もありますよね。
外でトレーニングができない日は、自宅でトレーニングができたらいいなと思いませんか?
自宅での充実したトレーニングを実践するには、条件に合った筋トレ器具を用意する必要があります。
ところが、筋トレ器具を購入しようと思っても豊富な種類があるため、どれを揃えたらよいか悩む人は多くいます。
そこで今回の記事では、自宅トレーニングの初心者におすすめする筋トレ器具と、筋トレグッズの選び方をご紹介します。
筋トレグッズの選び方
筋トレ器具は、鍛える筋肉や負荷量などにより特長が違うため、種類も豊富にあります。
種類がたくさんあるほど、どれを選べば良いか悩みますよね。
せっかく購入するなら、以下4つの失敗しないポイントを押さえて、自分に合った筋トレグッズ選びに役立ててください。
- 最初はダンベルがおすすめ
- 目的にあった器具をそろえる
- 収納スペースが確保できるか
- 保証付きかどうかを確認
最初はダンベルがおすすめ
ダンベルは、さまざまな部位の筋トレに対応でき、保管も省スペースで済むため、最初の購入におすすめの筋トレグッズです。
ダンベルを使った筋トレは、関節可動域を広く使って効果的に鍛えやすいメリットがあります。
重さを変えられる可変式のダンベルを選べば、適切な負荷に調整もしやすく、長く使い続けられるため、コストパフォーマンスも良好です。
目的にあった器具をそろえる
筋トレグッズを使ってどこを鍛えるかによって、選ぶ器具が変わります。
なぜなら、鍛える部位によって、最適な器具が違うためです。
トレーニングチューブ・ダンベル・ケトルベルのような、比較的難易度の低い筋トレが実施できるグッズは、さまざまな部位の筋トレに対応ができます。
プッシュアップバー・チンニングスタンドは、上半身の自重筋トレを中心に活躍し、バランスボールは下半身のトレーニングに最適です。
部位別の器具をまとめた、以下の表も参考にしてください。
胸筋 | トレーニングチューブ ダンベル プッシュアップバー |
背筋 | トレーニングチューブ ダンベル チンニングスタンド |
腹筋 | バランスボール 腹筋ローラー |
肩 | トレーニングチューブ ダンベル チンニングスタンド |
下半身 | トレーニングチューブ ダンベル バランスボール |
全身 | トレーニングチューブ ダンベル ケトルベル バランスボール |
収納スペースが確保できるか
筋トレ器具を自宅で使用するためには、保管する場所が必要です。
多くの筋トレ器具は、コンパクトな保管がむずかしく、器具の大きさや保管場所の確認が必要です。
特に、チンニングスタンドやトレーニングベンチの購入を検討する場合は、器具の大きさだけでなく、置く場所の寸法も確認しておきましょう。
保証付きかどうかを確認
購入したい器具に、保証がついているかの確認をしましょう。
筋トレ器具は、使用するたびに負担がかかるため、どうしても破損しやすいです。
チンニングスタンドなど、重たい負荷をかける筋トレをおこなう場合は、特に注意が必要です。
高額な器具ほど、修理にも費用がかかってしまう可能性が高いので、購入するときは保証がついているか必ずチェックしましょう。
おすすめの自宅用筋トレ器具
今回は、初心者向けに、おすすめの自宅用筋トレ器具をご紹介します。
自宅に置いておくと、効率的にトレーニングができる筋トレグッズを厳選しました。
ご自身の目的・ニーズに合う器具を選んでください。
トレーニングマット
室内でトレーニングをするときは、トレーニングマットが必要です。
トレーニングマットが必要な理由は、主に以下の4つです。
- トレーニング中の滑り止め対策
- 身体にかかる負担を減らす
- 自宅の床を傷つけない
- 振動の軽減や防音対策
ケガなどのリスクを抑え、近所トラブルを防止しながら、集中してトレーニングする環境を整えるために必要不可欠な器具です。
トレーニングマットが活用できるトレーニングは、以下のとおりです。
- ヨガやストレッチ
- 自重トレーニング
- ダンベルトレーニング
- ダンスなどの全身運動
幅広いトレーニングに活用でき、持ち運びや保管にも困らず、便利な筋トレ器具です。
ダンベル
自宅トレーニングのために筋トレ器具を買うなら、最初はダンベルがおすすめです。
ダンベルがおすすめな理由は、主に以下の4つです。
- ダンベル1つで全身の筋トレができる
- 狭い場所でも使える
- 可変式のダンベルであれば適切な負荷に設定できる
- 比較的省スペースで保管できる
狭い場所でも手軽に筋トレができ、導入しやすい筋トレ器具です。
可変式であれば負荷調整ができるため、筋トレしたい部位や筋トレの成果にあわせて長期的に活躍します。
ダンベルトレーニングは、肩・腕・胸筋などの腕まわりの筋トレのイメージがありますが、腹筋や背筋などの体幹トレーニングや下半身の筋トレも可能です。
腹筋ローラー
腹筋ローラーは、特に腹筋の筋トレとして活用されますが、姿勢を支える筋肉全体も鍛えられる器具です。
腹筋ローラーがおすすめな理由は、主に以下の3つです。
- 比較的安価で購入ができる
- 狭い場所でも使える
- 省スペースで保管できる
使用する際は、トレーニングマットがあると良いでしょう。
マットとセットで販売されている場合もあります。
腹筋ローラーの効果は、主に以下の3つが挙げられます。
- お腹まわりの引き締め
- 体幹の安定性(スタビリティ)強化
- くびれをつくる
腹筋ローラーの操作はシンプルですが、上記のようなトレーニング効果が期待できます。
体幹全体をバランスよく鍛えられるため、姿勢を含むスタイルの改善に活用する器具です。
プッシュアップバー
プッシュアップバーは、腕立て伏せの効果を高める筋トレ器具です。
プッシュアップバーを使用すると、通常の腕立て伏せよりも負荷がかけられる上、手首への負担が軽減されるため、効率よくトレーニングができます。
プッシュアップバーがおすすめな理由は、主に以下の5つです。
- 手首への負担は減らし、負荷は高められる
- 可動域を広げ、広範囲の筋トレができる
- 比較的安価で購入ができる
- 狭い場所でも使える
- 比較的省スペースで保管できる
特に胸筋の筋トレに活用されますが、置き位置や向きを変えたり、運動方法を工夫したりすると、より広範囲の筋肉を鍛えられます。
トレーニングチューブ
トレーニングチューブは、リハビリテーションでも活用され、初心者から上級者まで幅広い人が使いやすい筋トレ器具です。
トレーニングチューブがおすすめな理由は、主に以下の5つです。
- 比較的安価で購入ができる
- 全身の筋トレができる
- さまざまな姿勢で取り組める
- カバンに入れて持ち運びができる
- 狭い場所でも使える
- 省スペースで保管できる
トレーニングチューブは、ゴムのような性質で、色によって強度が異なります。
チューブを引っ掛けて、引っ張る動作でトレーニングできるため、とても手軽にはじめられる器具です。
ダンベルと同様、全身の筋肉を鍛えられるため、使用方法は鍛えたい部位によって変わります。
バランスボール
バランスボールは、筋力・柔軟性・バランス能力など、使い方によってさまざまな効果が期待できる筋トレ器具です。
元々は、リハビリテーション用に開発されましたが、今では体幹トレーニングやダイエットにも活用されています。
バランスボールがおすすめな理由は、主に以下の2つです。
- 比較的安価で購入ができる
- 座るだけの「ながらトレーニング」ができる
球体なので、腰を掛けると、転がらないように自然と姿勢が反応します。
椅子の代わりとして使用し、日常的に体幹を鍛えられる筋トレ器具です。
バランスボールは基本的に3サイズあり、身長によって適正なサイズを選びましょう。
販売店で直接選べるなら、 バランスボールに腰掛けた時に、膝が90度に曲がるサイズが良いです。
140~155cmの方は55cm、155~175cmの方は65cm、それ以上の方は75cmのバランスボールがおすすめです。
140~155cm | 55cm |
155~175cm | 65cm |
175cm~ | 75cm |
チンニングスタンド
ジムでよく見かけるチンニングスタンドは、自宅に置けるタイプがあります。
チンニングスタンドがおすすめな理由は、主に以下の2つです。
- 自宅でも本格的なトレーニングができる
- ぶら下がるだけでストレッチ効果がある
チンニングスタンドは、別名ぶら下がり健康器ともいわれています。
ぶら下がると、自重で全身が伸び、ストレッチの効果があります。
ちなみに、姿勢改善をしたい場合は、逆さまでぶら下がるほうが効果があるとされています。
チンニングスタンドでの代表的なトレーニングは、以下の3つです。
- 懸垂(チンニング)
- ディップス
- レッグレイズ
自重を使うトレーニングなので、運動強度は高めです。
はじめは、床や台に足をついた状態で取り組み、段階的に負荷を増やすとよいでしょう。
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspehss/69/0/69_215_1/_pdf/-char/ja
ケトルベル
ケトルベルは、ダンベルの一種であり、鉄球にグリップが付いた形をしています。
ケトルベルがおすすめな理由は、主に以下の4つです。
- ケトルベル1つでさまざまな部位の筋トレができる
- 比較的省スペースで保管できる
ダンベルと同様、さまざまな部位のトレーニングができます。
ダンベルとの違いは、プライオメトリックトレーニング(筋肉の伸張反射を利用したトレーニング)の要素が含まれている点で、反動を使った運動で瞬発力やバランス能力を高める目的で活用されます。
トレーニングベンチ
トレーニングベンチは、ダンベルなどのウェイトトレーニングを効果的におこなえる筋トレ器具です。
トレーニングベンチがおすすめな理由は、主に以下の2つです。
- ダンベルと組み合わせて本格的なウェイトトレーニングができる
- 筋肉に効率的な負荷をかけられる
ベンチに身体を預けてトレーニングができるので、代償動作(鍛えたい筋肉とは別の筋肉が補って生じる動作)が少なく、狙った筋肉に負荷がかかりやすくなります。
スペースを必要とする器具なので、購入する前に、器具のサイズと置く場所の寸法を測りましょう。
自宅でも筋トレを楽しもう!
今回は、自宅トレーニングの初心者におすすめする筋トレ器具と、筋トレグッズの選び方をご紹介しました。
購入するときの失敗しないポイントは、以下の4つです
- 最初はダンベルがおすすめ
- 目的にあった器具をそろえる
- 収納スペースが確保できるか
- 保証付きかどうかを確認
ポイントを押さえながら、自分に合った最適の筋トレグッズを探してみてください。