ファッション性の高いオシャレ着として広まっているMA-1ジャケットだが、始まりは軍のフライトジャケットとして開発されたものである。
次第に街へ流通し、ファッションとして扱われるようになったMA-1は、素材・形・色と、様々なスタイルのものが販売されている。
そこで、どんなMA-1を選ぶと良いのか迷う人も多いだろう。
この記事ではおすすめの人気のMA-1のブランド16選と、選び方・コーデのしかたを紹介していく。
ぜひ最後まで読んでいただきたい。
迷ったらコレ!MA-1でおすすめブランド!
迷ったらおすすめなMA-1のブランド『ROTHCO(ロスコ)』
ROTHCOのフライトジャケットは元々軍規格用に製造され、供給されてきた歴史がある。
60年以上にわたる長年の技術と実績があるブランドである。
それだけでなく、ミリタリーブランドとしては価格設定が低めなところが、どんなMA-1ジャケットを買おうか迷っている人におすすめできるところだ。
MA-1ジャケットとは?
MA-1ジャケットとはブルゾンジャケットの一種で、生地はナイロン性の素材であることが特徴的だ。
だか、近年はファッション的に取り入られる形で、MA-1のシルエットを採用しナイロン性以外のものも多い。
そもそもの始まりは、アメリカ空軍のフライトジャケットとして着用されていたことだ。
狭い機内の中で、動きやすさを重視したシンプルなデザインと、丈が尻と腰に挟んで邪魔にならないよう、前身の丈より短くなっている。
アメリカ陸軍・海軍にも使われるようになり、1950年代〜1980年代にはフライトジャケットは軍の定番になった。
日本では、1980年代当時流行したパイロット映画「トップガン」の主人公が来ていたジャケットが注目され、それに影響を及ぼした形でMA-1が日本でも流行した。
近年では、街のファッションにあらゆる形で取り入れられている。
MA-1ジャケットの選び方
次にどのようなポイントで選べば良いのか紹介していこうと思う。
意識して欲しいのはこれらのポイントだ。
- 定番色のカーキがおすすめ
- 着丈のサイズ感を合わせる
- シンプルな無地のデザインが無難
定番のカーキからブラック、ネイビー、グレーなど色は様々ある。
これらは基本的にどんな色でも合わせやすいが、自分の持っているインナーの色に合わせた選び方をすると良い。
例えばインナーが白などの明るい色の場合は、黒やネイビーなどの落ち着いた色のMA-1ジャケットが合う。
しかし、持ってるインナーが黒が多い場合は、ベージュなどの明るめの色が合う。
また選ぶサイズによって着丈は変わってしまう。
試着時に着丈が腰より上になるものを選ぶと、すっきりとしたシルエットでバラン スの良い着こなしになる。
さらにシンプルな無地のデザインは飽きにくく、あらゆる服に合わせやすく、スタイリッシュにコーディネートができる。
凡庸性が高く誰にでもおすすめできる。
刺繍とワッペンがついたアメリカ軍のフライトジャケットのデザインは、ワイルドで個性的なファッションを目指すメンズにおすすめだ。
色で選ぶ
定番色のカーキはどんなインナーにも合わせやすい。
ワイドシルエットのMA-1で、スキニーなどの細身のパンツでスタイリッシュなシルエットになる。
もちろんワイドなパンツと合わせてもストリート系のような風貌になる。
フードを出したワンポイントによりカジュアルさが増す。
着丈のサイズ感で選ぶ
MA-1には珍しく襟がついていて、カジュアルさの中からどことなく上品さが醸し出される。
着丈が短いため、上半身がすっきりとし、全身がバランスのとれた印象となる。
スリムなものを選ぶ
スリムなシルエットを目指したMA-1ジャケット。
スリムながらも中綿が入っていて保温性もあり、大人のおしゃれな着こなしができる。
スキニーパンツなどの細身のパンツと合わせると、よりスマートでスタイリッシュな印象になる。
デザインで選ぶ
装飾の少ないシンプルなデザインは飽きが来ず、柄物などのあらゆるパンツやトップスにも合わせやすくておすすめだ。
また、汎用性も高く、フードやニット、Tシャツとも合わせられる。
MA1ジャケットおすすめブランド
MA-1のジャケットの購入をしたいがどこのブランドを買えば良いのか迷うメンズは多いだろう。
アメリカ軍へ納入されたフライトジャケットの技術を持つミリタリーブランドや、日本で人気のセレクトショップのおすすめMA-1を紹介してみようと思う。
これから紹介するブランドのMA-1を購入すれば後悔はしないだろう。
AVIREX(アビレックス)
AVIREXは定番のミリタリーブランドの一つだ。
1975年に創業、軍だけでなく市場にも卸すようになり次第に人気を集め、今日まで愛用され続けている。
フライトジャケット用に開発した技術を持ちながらも、街で流行するファッション性を取り入れている。
本格的なMA-1ジャケットが欲しい人におすすめだ。
nano・universe(ナノ・ユニバース)
ナノ・ユニバースはアウトレットショップを含め全国に約70店舗ほど展開する日本のセレクトショップだ。
セレクトショップとは一般的に、複数のブランドやメーカーを取り扱う店のことで、品質の良い・格式の高い商品を取り揃えているショップのことを言う。
若者向けのファッションを中心に取り扱い、セレクトショップとしては比較的リーズナブルな値段である。
UNITEDARROWS(ユナイテッドアローズ)
日本で人気の代表的なセレクトショップの一つで、店舗は全国200店舗以上あり、知っている人も多いのではないだろうか。扱っている服は中高年層まで年齢層は幅広いが、20代〜30代のメンズを中心に人気も高い。
「大人クールでキレイめなテイスト」と、シーンを選ばない「カジュアルさ」も特徴だ。
ALPHAINDUSTRIESINC(アルファインダストリーズ)
アルファインダストリーズは1959年に設立され、アメリカ国防省の依頼によりフライトジャケットの開発が行われるようになった。
4千万もの納入をしている実績をもっている、有数のミリタリーブランドの一つだ。
フライトジャケットに用されるには高い基準が設けられていて、厳しい寒さに耐えられる質の良い丈夫な素材と動きやすさ、保温性が求められる。
市場のファッション性を取り入れアレンジされたアイテムも多数販売されている。
BEAMS(ビームス)
BEAMSは1976年創業の日本の有名なセレクトショップの一つだ。
『BASIC&EXCITING』がテーマのもと、日常の心地が良い普段着を目指したブランドだ。
ミリタリー、スポーツなど幅広いカジュアルテイストの服を取り扱っている。
年齢層は20代〜50代まで幅広く、特に20代〜30代に人気が高い。
felkod(フィルコッド)
主にzozotown、楽天市場、CAMBIOなどのネットショップで展開をし、メンズファッションを販売している。
felkodコンセプトは、
トレンドに左右されないベーシックなアイテムをベースとしながら、素材選びはもちろん、パターン、サイジング、デティールなど細部まで制度を追求する
画像のアイテムはMA-1の要素が散りばめられているフード付きのブルゾンだ。
フードによりカジュアルで、保温性・防風性・撥水性のある機能的なアイテムである。
VANSON(バンソン)
VANSONは会社がアメリカにある、モーターサイクルウェアを取り扱うブランドだ。
熟練した職人の技術によるハンドメイド生産で、アメリカ最大のライダースメーカーのひとつとなる。
日本ではライダースジャケットを中心にレザーアイテムが人気だ。
レザージャケットだけでなく、MA-1ジャケットやコットン素材を使ったMA-1ジャケットなども生地もさまざまである。
DIESEL(ディーゼル)
DEASELはイタリアのアパレルメーカーで、デニムとカジュアルファッションの老舗ブランドだ。
リビング・キッチン用品から、カフェまで幅広く展開をしている。
上質な素材と独自の個性とユニークなデザインが印象的なブランドだ。
ダメージ加工をしているデニム素材のMA-1はDEASELらしさが感じられる。
BuzzRickson‘s(バズリクソンズ)
BuzzRickson‘sは日本の本格派ミリタリーブランド。
1930年〜1960年代にかけて米軍パイロットたちが着用していたものなどを完全復刻再現したものである。
古着の実物を元に、生地やジッパー、ボタンなど細部に渡って研究を重ね、時代考証と軍規格使用に基づいて再現されている。
当時着用されたMA-1の再現度の高さと、日本製が気になる人におすすめだ。
ROTHCO(ロスコ)
アメリカで60年以上の歴史を持ち、主にミリタリーウェアとアウトドアを扱うブランドである。
創業当初からアメリカ陸海軍に提供してきた確かな技術と機能性も信頼できる。
ミリタリーウェアとしては比較的リーズナブルな値段で購入できることが特徴である。
RVCA(ルーカ)
RVCAは2000年に誕生したカリフォルニア発祥のサーフブランドである。
サーフブランドとは、サーフカルチャーを強く取り入れたアパレルブランドのことだ。
サーフカルチャーだけでなくアートやスポーツなど様々なカルチャーを取り入れ融合している。
シンプルで、独自性のあるファッションが若者に人気のブランドだ。
Schott(ショット)
Schottはアメリカの会社で、1913年創業のレインコートの販売から始まり、フライトジャケットやアメリカの警察の制服を製造し、世界で初めてジッパー式のライダースジャケットを製造したことで有名である。
当時はボタン式しかなかったため、ライダーズ文化に影響を与えたレザーウェアブランドである。
フライトジャケットの技術と現代のファッションの要素を取り入れたMA-1が販売されている。
UNITEDTOKYO(ユナイテッドトウキョウ)
UNITEDTOKYOの特徴はなんといっても日本で製造され、全ての商品がオリジナルということだ。
日本の伝統的な技術をベースに、高品質な「メイド・イン・ジャパン」の製品が並ぶ。
都会的で洗練されたモードファッションが特徴的で、若年層から大人まで幅広い支持を受けているブランドだ。
MA-1ジャケットをベースにしたスタイルと都会的なファッションセンスをとり入れたアイテムが揃う。
Pherrow’s(フェローズ)
Pherrow’sは日本のアメリカンカジュアルブランドである。
ジーンズやワークウェア、ミリタリーウェアなどアメカジファッションを展開するブランドだ。
上の画像のように実際に活躍した部隊のMA-1をカスタムモデルしているものも販売している。
LOVELESS(ラブレス)
LOVELESSは国内外のハイブランドを扱う日本のセレクトショップで、オリジナル商品も展開している。
カジュアル、モード、ロック調のテイストが特徴的なブランドだ。
MA-1のシルエットとスウェットのフードをつけた、よりカジュアルなものになっている。
VALLERY APPAREL(バレー アパレル)
VALLERY APPARELは1959年創業で、現在でも軍規格を製造・納入しているミリタリーブランドである。
長年培ってきた確かな技術と実績で多くの人々に親しまれてきた。画像のMA-1はリバーシブル使用で、オレンジ色は本来、救護の目標を表すカラーリングである。
ワッペンなどがなくシンプルなデザインだが、本格的なスタイルである。
MA1のおすすめコーディネート
本格的なミリタリージャケットをイメージしたデザイン
ワッペンや刺繍を大きく取り入れたデザインは、本物のフライトジャケットのようだ。
タウンユースできるようにデザインがリメイクされている。
個性が光る大人の着こなしができる。
起毛のMA-1とタートルネックと合わせて大人カジュアルに
MA-1のシルエットを採用し、肩周りや身幅はスタンダードになっている。
表面は起毛させ、よりファッショナブルなデザインになっている。
タートルネックと合わせるとよりクールな大人の男の印象になる。
ビックシルエットのMA-1でよりカジュアルに!
身幅と袖丈が大きめの作りなので、フードなど厚みのあるインナーが着やすくなる。
フードと合わせると大人すぎなく、おしゃれな印象を与えられる人気の組み合わせである。
本格的なMA-1ジャケットでワイルド&セクシーに!
本格的なMA-1は、大人のワイルドでセクシーさがかもしだす。
背中にインパクトのある大きなグラフィックが印象に残り、前身にもワッペンがついており、ノスタルジックな味わいがある。
段差をつけてバランスの良いキレイめスタイルに
MA-1ジャケットから中の白のトップスが伸びて、色のバランスが良い。
真似のしやすい、王道な着こなしである。
MA1ジャケットでカッコよく
本来は軍用から始まったMA-1ジャケットだが、今日ではファッショナブルなジャケットとして広まっている。
アメリカ軍で使われてきた本格的なMA-1ジャケットから、街の流行に統合させたMA-1ジャケットがあり、形や生地もさまざまである。
自分の好みのファッションに合わせて、着こなして欲しい。