ジャケットの定番であるブラックやネイビーと並び、おしゃれな着こなしが出来るグレーは欠かせません。
しかしおしゃれに着こなそうと思うとどのようにコーデを組めばいいのか悩みますよね。
この記事ではおしゃれに着こなせるグレージャケットの選び方や年代別のコーデをご紹介します。
ぜひ参考にしてジャケットのコーデの幅を広げてくださいね。
グレージャケットの魅力とは?
グレージャケットの魅力といえば合わせる色を選ばずコーデを組めることです。
ブラックではスーツスタイルとあまり変化がなく堅い印象になり、ネイビーでは合わせる色味が限られてくると思ったことはありませんか?
グレーは濃淡の幅が広く、選び方次第でビジネスからカジュアルまで対応出来ます。また合わせるアイテムは寒色や暖色を問わないのでカラーコーデが楽しめますよ。
グレージャケットの選び方
これから色、サイズ、柄やデザイン、生地に分けてグレージャケットの選び方をご紹介します。
グレージャケットの魅力は分かったけど具体的に何を基準に選べばいいのか迷いますよね?
各項目で季節ごとのおすすめやどんな印象を与えられるかに注目して紹介していきます。
色
グレーといっても淡いグレーから濃いグレーまであり、濃淡によって印象が大きく変わります。
季節に合わせて春夏は淡いグレー、秋冬は濃いグレーと使い分けることもいいですが、与えたい印象で選ぶこともおすすめです。
淡いグレーは、他に合わせる色によってスタイリッシュにも穏やかな印象にもなります。
濃いグレーは、黒に似て扱いやすく、黒にはないニュアンスを醸し出し落ち着いた印象になります。深みのある色だからこそシンプルなコーデで簡単に垢抜けます。
インナーや小物などで濃淡のコントラストを作り、春夏秋冬を楽しみましょう。
サイズ
サイズによってシルエットが変化し、与える印象はさまざまです。
シンプルにジャケットとチノパンで合わせてみたけど、なんだかしっくりしない時がありますよね。
シルエットはボトムスも含めて考えることでよりまとまったコーデが出来上がります。
各ライン別に与える印象をご紹介します。
アルファベットは全体的なシルエットを表しています。与えたい印象や似合うシルエットを考えてみてくださいね。
Aライン:上半身は細身で下半身にボリュームを持たせるシルエットです。男らしさのある印象を与えます。
Iライン:全体的に細身なシルエットでスマートな印象を与えます。
Yライン:上半身にボリュームを持たせ、下半身は細身にまとめるシルエットです。大人っぽい印象を与えます。
柄やデザイン
柄やデザインの効いたものにするとグッとこなれ感が出ます。
シンプルなジャケットでは物足りない時もあるかと思います。そんな時は、チェックやストライプ柄のジャケットがおすすめです。
柄物は挑戦しづらいと思うかもしれませんが、グレーだからこそコントラストが少なく取り入れやすいですよ。インナーや小物によってカジュアルにもドレッシーにも着こなせます。
また襟や胸ポケットでもスタイルを変化させることが出来ます。
例えば襟のデザインが細いとスマートさもありつつ、柔らかい印象になるのでカジュアルダウンしやすいです。胸ポケットはポケットチーフを挿してよりフォーマルにドレッシーな装いが完成しますよ。
生地
生地によって季節感を表現出来たり、印象を変化させることが出来ます。
例えば暑さが厳しい夏にジャケットを着るのは不快に感じるかと思います。ですが、季節ごとに合う生地のジャケットを着れば快適に過ごせます。
また季節に合わせることで体温調節もしやすいです。綿や麻の生地は柔らかさもあり、カジュアルに爽やかな印象を与えられます。ウールの生地は温もりもあり、上品で落ち着いた印象になりますよ。
春夏秋冬で見る!季節別グレージャケットコーデのポイント
これから季節別コーデのポイントをご紹介します。
悩んで決めたコーデが季節に合っているのか迷ったことがありませんか?
また季節の変わり目はコーデに自信がなく何度も着替えたことがあるのではないでしょうか?
これからお伝えするポイントを踏まえてコーデを組むと悩まず出掛けられますよ。
春
春らしい淡いグレーを取り入れて爽やかな印象を意識することがポイントです。
このコーデのようにセットアップでスタイリッシュさを引き立ててブルーシャツでクリーンな抜け感を出すといいですよ。
少し肌寒さを感じる日もデザイン性のあるジャケットであれば前を留めてもオシャレ感は損なわれません。
夏
暑さも厳しい夏はラフにゆったりめなコーデにまとめることがポイントです。
春に比べてさらに淡いグレーを取り入れましょう。より夏らしいコーデにしたいときは、ハーフパンツに革サンダルがいいでしょう。もちろんカジュアルにスポーツサンダルを合わせて軽やかなコーデにするのもいいですよ。
生地もポイントで汗をかきやすい夏は自宅洗いが出来るイージーケアのものがおすすめです。
秋
少し肌寒くなる秋には少し濃いグレーで小物使いをしておしゃれに体温調節をすることがポイントです。
アウターを着るにはまだ早い時期がありますよね。そんな時はスカーフで首元にアクセントを加え上品にコーデを仕上げましょう。
もう少し肌寒さを感じる時はベストをコーデにプラスするといいですよ。
冬
本格的に寒くなる冬には素材感と暗くなりすぎないようにアクセントを加えることがポイントです。
グッと濃いグレーにインナーにブラックを合わせ、落ち着いたコーデです。暗くなりがちな冬ですが、インナーのTシャツやデニムの折り返しをアクセントにしてコーデに立体感を出しています。
少しドレッシーにしたい時は胸ポケットにポケットチーフや首元にスカーフを持ってくるといいでしょう。
【20代は軽やかでフレッシュさを意識】おすすめグレージャケットコーデ6選
堅い印象を与えやすいジャケットでも軽やかでフレッシュさのある20代らしいコーデをご紹介します。
堅くなりがちなジャケットを避けてしまうことがありますよね。
ゆるめシルエットやカジュアルアイテムを上手く組み合わせれば、大人っぽさも出しつつフレッシュな印象のコーデになりますよ。
ご紹介するコーデのカジュアルアイテムはすでにワードローブにあるものもあるかと思います。活用出来るアイテムはどんどんコーデに取り入れていきましょう。
季節問わず大活躍な色合いでビジカジスタイルに
こちらのジャケットはグレーの中でも絶妙に中間な色合いで春夏秋冬問わず活躍します。
ボトムスにはホワイトを合わせ、重くなりすぎません。ジャケットを羽織ってちょうど良い季節におすすめなビジカジスタイルです。
夏であればインナーを明るめにチェンジし、冬にはボトムスの素材感を変化させると季節に合わせたコーデが出来上がります。
グレーの色合いに悩まれたらこの中間色がおすすめですよ。
抜け感のあるこなれスタイルに
グレーの中でも落ち着いたチャコールグレーはテクニック要らずで秋冬コーデが出来上がります。
シルエットはとてもゆったりとしていますが、シャツと革靴によってきちんと感も残しつつ抜け感がありますよね。
もう少しカジュアルダウンしたい時はスニーカーに変えるだけできれいめカジュアルなスタイルが出来上がります。
デニムでグッとカジュアルダウンを
生地が凹凸のあるドビーライクなので、デニムが合わせやすいジャケットです。
また落ち着いた色合いで生地の光沢感もあり、デニムを合わせてもきれいめなカジュアルコーデに仕上がります。
このコーデでは薄手ニットを合わせていて秋の始まりにちょうどいいですよ。もう少しきちんと感を出したい時はシャツを合わせてカジュアルな打ち合わせにもおすすめのコーデです。
ほど良いゆとりと色合いで柔らかな印象を
ほど良いゆとりと色合いで上品なコーデに抜け感がプラスされています。生地感としては春夏におすすめのコーデです。
淡いトーンのコーデに仕上げて柔らかな印象を与えることが出来ます。足元に暗めのスニーカーを持ってくることで、キリッとコーデが締まりますね。
カラーシャツでカジュアルに
濃いめのグレージャケットもカラーシャツでカジュアルな秋スタイルになります。
グレーの良いところは寒色や暖色問わず好きな色を合わせられることです。こちらのコーデでは落ち着きのあるグリーンを合わせていますが、ご自身の好きな色を合わせて個性を出しつつコーデを組むと楽しめますよ。
半袖ジャケットで軽やかに
夏の暑さも少し落ち着いた時期におすすめのコーデです。
普段ジャケットを羽織る機会がなくてもコーデに取り入れやすいのがゆったりめな半袖ジャケットです。カーディガンやシャツを羽織るようにコーデを組むといいですよ。
足元にはデザイン性のあるものを履くことでジャケットとのバランスも取れておしゃれ上級者になれます。
【30代こなれ感を出してデキる大人スタイル】
おすすめグレージャケットコーデ6選ジャケットもさらっと似合う年代になってくる30代はこなれ感のある大人スタイルコーデをご紹介します。
セットアップは間違いないですが、カジュアルアイテムも上手く取り入れてこなれ感を出していきましょう。
合わせるインナー次第でどんなシーンにも
落ち着いた色合いで秋冬におすすめのツイル柄セットアップコーデです。
ややシャープなシルエットでインナーの黒がよりシャープさを際立たせています。ビジネスシーンではもちろん活躍しますが、カジュアルなシーンで少し柔らかな印象を与えたい場合はベージュのタートルニットなどもおすすめです。
淡いチェック柄で大人カジュアルに
夏にぴったりなサッカー素材で清潔感のある大人カジュアルコーデです。
大柄ながら淡いグレンチェックなのでチェック柄に苦手意識があっても取り入れやすいですよ。色使いを絞り、インナーと靴で色を合わせるとコーデがまとまります。
トーンコーデでおしゃれ上級に
グリーンの濃淡使いで上手くまとめあげたおしゃれ上級者な秋コーデです。
ポロシャツの中にはTシャツを忍ばせて少し抜け感を出しているのもポイントです。カジュアルジャケットとして気軽に羽織れるデザインなので、幅広いシーンにマッチしますよ。
タイトすぎず軽い着心地でカジュアルに
シワになりにくく、タイトすぎず軽い着心地でカジュアルな春夏コーデに最適です。
このようにモノトーンでまとめると、少しきちんと感を出したい時にもちょうどよいコーデですよ。さらにカジュアルダウンしたい時は、ボトムスをデニムにするとグッと印象が変わります。
モードな雰囲気で
モードな雰囲気にしたい時は大柄チェックでコーデを組むと仕上がります。
グレーをアクセントに全体はブラウンでまとめることで秋っぽくまとめることが出来ます。
ボタンを留めると適度にシェイプされ、よりモードなスタイルになりますので気分で留め外しするといいですよ。
秋冬定番のツイードできれいめカジュアルに
秋冬にぴったりな素材感のツイードできれいめカジュアルなコーデです。
素材感に合わせてインナーもニットやタートルネックを合わせるとさらに雰囲気がよくなります。
ジャケットのサイズ感がほどよいものを選ぶとボトムスのシルエットも幅広く合わせられます。
【40代落ち着いたコーデで信頼感を上げる】おすすめグレージャケットコーデ6選
渋いカラーも着こなす落ち着いた雰囲気のある40代コーデをご紹介します。
リラックス感のあるカジュアルなアイテムもシンプルなデザインでコーデを組むと落ち着いた印象になります。シンプルだからこそシルエット、フィット感を大切にするとより良いのでコーデ全体のバランスにも注目してみてくださいね。
カジュアル過ぎずシックに
インナーと足元を黒でまとめたシックなカジュアルコーデです。
淡いグレーのセットアップでも、インナーに濃い色のタートルネックを合わせると冬でも上手く着こなせます。
ウィンドウペン柄でクラシックに
グレーであればウィンドウペン柄も落ち着いた雰囲気になりクラシックなコーデが出来上がります。アウターいらずの秋におすすめのコーデです。
コーデでは開襟シャツを合わせており、よりドレッシーに仕上げたいときは胸ポケットにポケットチーフを入れることをおすすめします。
シンプルな装いで大人の余裕を
すっきりとしたシルエットでリラックス感もあり、テレワークやリモートワークにおすすめの秋冬コーデです。
シンプルだからこそ、インナーのニットは少しデザイン性のあるものを合わせてバランスを取ります。足元のオペラシューズでスマートな印象もプラスされています。
ゆったりシルエットで夏を快適に
メインとしてもちょっとした羽織りとしても程よいフィット感のジャケットで夏におすすめのコーデです。
より夏らしいコーデにしたいときは足元に革サンダルや少しスポーティーなサンダルを合わせるとグッと印象が変わります。
ほどよいチェック柄でシックに
細かめのチェック柄で落ち着いているのでビジネスにもカジュアルにもおすすめです。
こちらのコーデはカジュアルスタイルですが、インナーを同系色のシャツで合わせるとおしゃれ上級者な秋冬コーデになります。
ポケットチーフをアクセントに
ポケットチーフをアクセントにした少しドレッシーなカジュアルコーデです。
ジャケットがパッチポケットなのでカジュアル向きなジャケットですが、ビジネスカジュアルとしてインナーにシャツを合わせるとバランスが取れます。
【50代トラディショナルかつ小粋な演出を】おすすめグレージャケットコーデ6選
どんなシーンでも上手く着こなせるのが50代です。
トラディショナルを大切にしつつ、小粋に小物使いを取り入れたコーデをご紹介します。
程よくフォーマルにコーデを組みつつ、カジュアルにも楽しめるようなコーデに注目してくださいね。
スカーフ使いでさりげなく上品に
温かみのある素材感のジャケットにさりげないスカーフで上品にまとめた秋冬コーデです。
白ニットでほどよく主張のある柄スカーフがアクセントになっています。スカーフは体温調節も出来ますし、さまざまな柄のスカーフを持っておくと雰囲気をガラッと変えることが出来るのでおすすめです。
サングラスで小粋に
スーツにサングラスは少し抵抗があるかもしれませんが、シャツのボタンを外して中にはTシャツを合わせるとほどよくラフな秋コーデになります。
濃いめのグレーでシルエットもスッキリしており、ドレッシーな着こなしからカジュアル使いまで出来ますよ。
さらっとした風合いで軽やかに
軽い着心地で色合いも淡く春夏におすすめのセットアップコーデです。
インナーとポケットチーフには濃い色を合わせて、コーデ全体を引き締めてくれます。
より夏らしさを出したい時はインナーにストライプシャツ、足元に革サンダルを合わせてもいいですよ。
立ち襟で少し個性的に
少し珍しい立ち襟のデザインで派手めなタートルニットを合わせた個性的な秋冬コーデです。
個性的ではありますが、ボトムスのセンタープレスと革靴できちんと感もあり、ビジカジスタイルにぴったりです。
穏やかな印象で上品に
グレージュで柔らかく穏やかな印象を与え、生地は光沢感もあり上品なコーデです。
インナーにはブラウンを合わせていますが、オレンジやワインレッドなど秋冬らしいカラーで遊ぶのもおすすめです。
控えめなストライプシャツでシックに
秋冬のビジネススタイルとしておすすめなストライプシャツにカーディガンのコーデです。
無地のシャツだと味気ないコーデもストライプを取り入れると小粋になりますよ。もう少しおしゃれ感を出したい時はカーディガンで色をプラスしましょう。
まとめ
グレージャケットの選び方や年代別のおすすめコーデをご紹介しました。
色やシルエット、柄の違いでさまざまな印象を与えられます。与えたい印象を想像してジャケットを選び、おしゃれを楽しみましょう。