唯一無二の古着は、
世界でたった一人の自分を表現出来るアイテムだ。
街へ出ればみんな同じコーデや似たような色合いが多く、
戸惑ってしまうことも少なくないはずだ。
とはいえ、着用感のある古着を取り入れることに
抵抗を感じる人も多いだろう。
以下に当てはまるものはないだろうか。
・流行にとらわれず、自分らしさを出したい
・人と被るようなコーデはしたくない
・清潔感のある古着を着てみたい
・質の良いものをお手頃にゲットしたい
・環境に良い洋服を意識している
上記に一つでも当てはまっているものがあるなら
ぜひ一読してみてほしい。
すっかり秋めいてきたこの時期、初心者の方向けに秋服古着コーデと選び方をご紹介しよう。
古着について5つの基礎知識
まずは古着について理解を深めておこう。
馴染みのある言葉だが、意外と知識として知らないことも多い。
ここでは5つにまとめたので確認していこう。
古着とは？
古着とは、過去に一度でも着用されたことがある衣服のことを指す。
一口に古着と言っても、ユーズド古着やビンテージ古着、
インポート古着などいくつか種類が存在する。
簡単に言うと新品ではない洋服のことである。
ビンテージとは？
では、ビンテージとは何か？言葉の意味は以下の通りである。
ヴィンテージ(ビンテージ,Vintage)は、完成度が高い、古くて価値が高い、年代物のアイテム、また商品。ファッションでは、古着のことなどを意味する。
引用：FASHION PRESS
ビンテージ古着とは価値のある古着のことだ。
年代物や出回っている数が少ないものなど、
希少価値の高い理由は様々である。
そしてそれらを求めているマニアも多く存在する。
ビンテージとはとても奥が深いのだ。
歴史がある
年代物の古着は歴史がある。
例えば1960年代の洋服に出会うことも珍しくないのだ。
自分がまだ産まれていない時代の洋服に袖を通すことができ、
その時代の流行も体感出来るというのがなんとも興味深い。
そしてファッションの流行は繰り返す。
現在のトレンドは、すでに過去流行っていたものが多くある。
今では売っていないトレンドアイテムを探すのも面白いだろう。
安く買うことができる
一度着用されているものなので、基本的に定価より安くなる。
中には希少価値の付くものもあるが、
多くはハイブランドでも比較的手の届きやすい価格になっているだろう。
普段は買えないブランドも身に着けることが出来るという点は
古着ならではの利点である。
1点ものに巡り合える
同じ洋服でも、着る人によって風合いは変わってくる。
洗濯回数や保管方法も様々なため、洋服によって違う味が出る。
古着はまさにその味を楽しむことが面白いのだ。
また、昔の洋服が現在まで残っているということは
当たり前のことではない。
洋服の耐久性や管理状態の良さなど、様々な要因が偶然重なったものだ。
その偶然が1点ものとなる。
【初心者向け】秋服で古着を選ぶ5つのポイント
では実際に古着を選ぶとき、どこに気をつけたらいいのだろうか？
秋服で古着を選ぶ5つのポイントを解説していこう。
傷や汚れがないかどうか？
ポケットやファスナーが壊れていないか？
ボタンは取れそうではないか？
シャツやベストなどの羽織を古着に
アースカラーを取り入れる
古着は新品の洋服ではないので、ポイントを押さえて購入しよう。
傷や汚れがないかどうか？
「古着」という名の通り、誰かが一度着用しているものなので
最低限の傷や汚れは確認はした方が良い。
多少の着用感や自然な汚れは古着の「味」となるが、
あまりにも目立つ位置に汚れや傷があるものについては避けた方が無難だ。
着る時にどうしても気になってしまうと着る頻度が下がり
いずれ着なくなってしまう時が来る。
ポケットやファスナーが壊れていないか？
ポケットとファスナーは壊れていても良いかと思いがちだが
意外にも不便なことが多い。
穴が開いたポケットは物を無くしてしまうし、
ファスナーが壊れスライダーが取れてしまうと不格好な印象になってしまう。
特にファスナーは、自分の手で直すとなると少々面倒なので
問題なく開閉できるものを探そう。
ボタンは取れそうではないか？
購入時にボタンが取れそうだととても萎えてしまう。
古着だとわかっていても、だ。
なのでボタンの付けが甘くないかは重要な確認事項の一つに入る。
だが、ボタン付けは初心者でも簡単に出来るので、
どうしても気に入ったものは買った方が良いだろう。
取れそうなボタンはあえて取って、しっかりと付け直した方が安心だ。
シャツやベストなどの羽織を古着に
全身全アイテムを古着にすると個性的な印象が強くなってしまう。
そうならないために、脱ぎ着もできる軽やかなアイテムを古着にすると良い。
羽織の下に着るものは普段の手持ちのもので十分だ。
そこに古着をプラスすることでミックスされ、
一味違うオシャレなコーデとなる。
アースカラーを取り入れる
秋服は特にアースカラーが必須だ。
ダークカラーが増えてくる秋冬は、全体的に重たい印象になりがちだ。
そこで1つのアイテムでもアースカラーを入れてみると、
柔らかい雰囲気を出すことが出来る。
古着ミックスコーデで上品さを出したいときもオススメだ。
古着を取り入れたおすすめファッション！
次に、古着を取り入れたおすすめコーデをご紹介。
古着ならではのアイテムを入れることで、
他にはないコーデが完成する。
スタジアムジャンパーこと「スタジャン」
スタジャンは古くから幅広い世代に愛されているアイテムである。
シンプルなものから、ロゴが大きくプリントされている特徴的なものなど
デザインは様々だ。
防寒着としても申し分ない。
ダボッとしたボトムに合わせてストリート風に着こなすのもオススメ。
他と被らない自分好みのマイスタジャンを持っておくのも良い。
ワーク系パンツ「カーゴパンツ」
アパレルブランドが様々な個性を出して、販売しているカーゴパンツ。
こちらも古着としてメジャーなアイテムだ。
無地はもちろん、迷彩やカラーものなどバリエーション豊かに揃っている。
パキッとしたビビットカラーのカーゴパンツや、
ビッグシルエットのものを選んで古着MIXコーデをしてみよう。
もはや定番アイテムとなっている「フィッシングベスト」
釣りでの着用に便利なフィッシングベストは、
今やオシャレの定番アイテムとなっている。
タウンユースで使えるようなデザインのものもあり、
意外とコーデの一員となりやすい。
くたくたに味が出たフィッシングベストに出会えるのも
古着の醍醐味である。
初心者向けおすすめ古着アイテム
最後に、これさえ持っておけば間違いないという
オススメ古着アイテムを一つずつ解説していこう。
スタンダートなアイテムなので、手持ちのものとも相性が良いはずだ。
古着を始めるなら最初に選びたいシャツ
チェックシャツは古着を取り入れる最初のアイテムに最適だ。
普段着に羽織ったり、ニットの下に着たりと気軽に使いやすい。
何から始めれば良いのかわからない初心者でも、
古着を簡単に始める事が出来るだろう。
チェックシャツは色合いによって印象が様々なので、
自分の好きな一つを見つけてみよう。
王道の古着ならバンドTシャツ
有名バンドのツアーTシャツは、古着として長く愛されている。
グッズ販売でしか購入できなかったため出回っている数が少ないことや、
デザインが個性的なことから人気も高い。
古着らしくプリントがかすれているのも味になる。
特徴的なプリントが施されているものも多いため、個性的なコーデも可能だ。
まずはメジャーなバンドTシャツを取り入れてみると良い。
合わせやすいワーク系アイテム
ワークパンツとは簡単に言うと作業着だ。
その為、機能性や耐久性を兼ね備えているパンツである。
耐久性に優れているという点は古着と相性が良く、
昔のものでも状態が良いものが多い。
ワークパンツの有名ブランドを探しても良いし、
自分に似合うシルエットを探してみるのも楽しいだろう。
形はシンプルなので、持っているアイテムとも相性が良く
古着初心者でもコーデが組みやすいはずだ。
古着といえばデニム
全世界、全世代から愛されているデニムは、古着界隈でも同様だ。
人気のデニムブランドものは、
プレミアがついてるものも多くある。
デニムの形・色・風合いなどから、その時代の流行を知ることも出来る。
様々な角度から見て吟味した一枚は、
きっとあなたの中のお気に入りになること間違いなしだ。
今年の秋服は古着デビューしておしゃれになろう
古着デビューして、自分らしいコーデの芯を作ろう。
現在、多くの洋服は大量生産されている。
トレンドを追いかけていると必ず人と被ってしまうのだ。
しかし古着はどうだろう？
時代と味がミックスされた古着を秋服に取り入れることによって、
自分らしいコーデの芯が出来る。
他に埋もれることなく、古着を楽しもう。