乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ Vol.244
2021.05.31
CAR

史上最高のスカイラインと進化したe-POWER。日産のやっちゃってる最新事情

永ちゃんやキムタクに、そして世界中のファンから「やっちゃえ」とけしかけられ続ける日産。

本当に日々新しいことを“やっちゃって”るんだけど、もしかしたら乗る側である我々が、そんな日産の最新情報のアップデートを忘れてない?

エンジン車と電動車が混在する歴史上初めての転換期である今、どんな車を“楽しんじゃう”べきか?

これに対する日産の最新回答を、キャッチアップしていこう。

 

■e-POWERがさらに進化してる!

日産「ノート」。3代目からガソリン車がなくなり、e-POWER搭載車のみとなった

力強い加速感を味わえるのが、電気自動車の魅力のひとつ。けれど充電の問題や、航続可能距離などで「まだちょっと」とためらう人も多いだろう。

そんな人に向けた日産の回答が「e-POWER」だ。ご存知の方も多いだろうが、これはガソリンエンジンを発電機として使い、電気モーターで走る仕組み。電気自動車のリーフを10年以上作り続けている日産ならではの技術だ。

そのe-POWER専用車として昨年登場した3代目ノートは、実はe-POWERをさらに進化させている。

例えば以前はアクセルのオンオフに応じて、加減速の反応がリニアだったけれど、ガソリン車から乗り換える人にとっては、これに慣れなきゃいけなかった。

そこで3代目ノートでは、加速感はリニアで力強いまま、減速のみガソリン車のように穏やかにしたのだ。これならガソリン車から乗り換えても違和感なく、醍醐味である力強い加速感のみ味わえる。

加速時はアクセルに対してリニアに、減速時はガソリン車のように穏やかに。しかも減速時のリニア感は慣れてくれば好みに合わせて変更できる。

またエンジンが発電機として働く際、静かな電気モーターとのギャップもあり、うるさく感じられることもあった。

しかし3代目では加速時や高速度域など騒音が増えるタイミングで発電するため、街中や発進時におけるエンジン音の煩わしさが大きく低減し、より快適な車内環境を作っている。

さらにリアモーターを備える4WDモデルは、従来は雪道など滑りやすい路面での発進時をサポートするものだったが、3代目では160km/hまで作動するようになり、雪道だけでなく、4輪で安定したスポーツ走行までこなせるようになっている。

こちらはバッテリーの電気のみで走る電気自動車「アリア」。間もなくデビューする。

こうした新e-POWERは次期エクストレイルにも搭載されるという噂もあるから期待大だ。

日産の新e-POWER。この唯一無二のドライブフィーリングを、ぜひ一度体験してほしい。

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■日産のスポーツカーは、やっぱり楽しい!

日産「スカイライン400R」。スカイライン史上最高出力となる405psを発揮する3L V6ツインターボを搭載。

もちろん電動車ばかりが「最新の日産」じゃない。

例えばスカイラインには、初の400馬力オーバーとなる3L V6ツインターボを搭載した「400R」がラインナップに加わった。しかもこの400R、購買層の約30%が40代以下だという。

またCMで注目されているハンズフリーでラクに高速道路を走れる「プロパイロット2.0」搭載車も人気が高い。

実際プロパイロット2.0を搭載したハイブリッドモデルで高速道路を走ってみたが、車の比較的多いところでハンズフリー機能を使うと、まぁラクチンなこと。

スムーズに、そして綺麗にレーンの真ん中を進んでいくプロパイロット2.0のハンズフリー機能。その運転の“上手さ”は感動すら覚える。

それでいて前が空いたときに機能をオフってアクセルを踏んでみれば、脱兎のごとく猛ダッシュ。

ハンズフリーでラクして走ることもできれば、アクセルを踏み込んで胸のすく加速力も楽しめる。それも「最新の日産」なのだ。

日産「GT-Rニスモ」。価格もスペシャルで、ほかのGT-Rより1000万円以上高い2420万円。

さらに国産スポーツカーの頂点というべきGT-Rは、令和になってもさらなる高みに登っている。

同社のモータースポーツ部門「ニスモ(NISMO)」が手を加えた「GT-Rニスモ」は、スタータースイッチを押すだけで、もうレースカーのようなエンジン音が轟く。

アクセルは超敏感で、ほんのちょっと足の裏で触ったつもりでも、グゥオンと加速する。慌ててブレーキを踏むと、これまた超敏感で、思っていたより前でピタッと止まる。

公道ではコイツの10分の1程度しか性能を引き出せないんじゃないか? というくらい、街では間違いなく無敵だ。

専用部品が数々採用されたGT-Rニスモのエンジンは、専用スタッフによって手作業で組み立てられる。

誰もが安心して使いやすい電動化を推し進める一方で、最高の走りを楽しみたいという人に向けたスポーツドライブも追求する。

転換期にある車業界の中で、今も変わらず“やっちゃって”いる最新の日産。しっかり注目しておかないと、損しちゃうかもよ?

 

籠島康弘=文

# GT-R# スカイライン# ノート# 日産
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