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■日産のスポーツカーは、やっぱり楽しい!

日産「スカイライン400R」。スカイライン史上最高出力となる405psを発揮する3L V6ツインターボを搭載。
もちろん電動車ばかりが「最新の日産」じゃない。
例えばスカイラインには、初の400馬力オーバーとなる3L V6ツインターボを搭載した「400R」がラインナップに加わった。しかもこの400R、購買層の約30%が40代以下だという。
またCMで注目されているハンズフリーでラクに高速道路を走れる「プロパイロット2.0」搭載車も人気が高い。
実際プロパイロット2.0を搭載したハイブリッドモデルで高速道路を走ってみたが、車の比較的多いところでハンズフリー機能を使うと、まぁラクチンなこと。
スムーズに、そして綺麗にレーンの真ん中を進んでいくプロパイロット2.0のハンズフリー機能。その運転の“上手さ”は感動すら覚える。
それでいて前が空いたときに機能をオフってアクセルを踏んでみれば、脱兎のごとく猛ダッシュ。
ハンズフリーでラクして走ることもできれば、アクセルを踏み込んで胸のすく加速力も楽しめる。それも「最新の日産」なのだ。
日産「GT-Rニスモ」。価格もスペシャルで、ほかのGT-Rより1000万円以上高い2420万円。
さらに国産スポーツカーの頂点というべきGT-Rは、令和になってもさらなる高みに登っている。
同社のモータースポーツ部門「ニスモ(NISMO)」が手を加えた「GT-Rニスモ」は、スタータースイッチを押すだけで、もうレースカーのようなエンジン音が轟く。
アクセルは超敏感で、ほんのちょっと足の裏で触ったつもりでも、グゥオンと加速する。慌ててブレーキを踏むと、これまた超敏感で、思っていたより前でピタッと止まる。
公道ではコイツの10分の1程度しか性能を引き出せないんじゃないか? というくらい、街では間違いなく無敵だ。
専用部品が数々採用されたGT-Rニスモのエンジンは、専用スタッフによって手作業で組み立てられる。
誰もが安心して使いやすい電動化を推し進める一方で、最高の走りを楽しみたいという人に向けたスポーツドライブも追求する。
転換期にある車業界の中で、今も変わらず“やっちゃって”いる最新の日産。しっかり注目しておかないと、損しちゃうかもよ?
 
籠島康弘=文


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