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2021.03.09

世界初の自動運転レベル3。理解するほど凄い! ホンダ・レジェンドが開けた車の新たな扉

「Mobilityレボリューション」とは……
自動運転といえば、キムタクが手放しで運転するCMでお馴染みの日産や、アイサイトで有名なスバルがすぐ思い浮かぶかもしれない。最近ではソニーやアップルまで名乗りを上げているようだ。
しかし先日、「自動運転レベル3」という車の新たな扉を世界で初めて開けたのは、ホンダだった。
自らを「ウサギとカメで言えば、カメ」と例えたホンダが、ウサギたちを抜いて開けた扉の向こうには、何があるのか?
世界で初めて国土交通省の型式認定を取得した自動運転レベル3の機能技術「トラフィックジャムパイロット(渋滞運転機能)」。一定の条件下でドライバーに代わってシステムが周辺を監視しながら、アクセルやブレーキ、ステアリングを操作する。
先日発表された新型「レジェンド」で、ホンダが世界で初めて到達したのは自動運転レベル3の世界。
高速道路を手放しで運転する、日産・スカイラインのレベル2と違い、レベル3のレジェンドでは高速道路での渋滞時にドライバーがスマホをいじったり、映画を見たりできる。
「なんだ、それだけの違いか」と思うかも知れないが、実はとんでもなく大きな差がある。
レベル2は手放し運転中でも常に前を見ていないといけない。つまり運転しているのはドライバー本人で、ハンドルやアクセル操作を車が手や足の代わりに“手伝ってくれる”という状態。
しかしレベル3のレジェンドの場合、高速道路での渋滞時という限定条件下ではあるものの、レジェンドがドライバーの“代わりに運転”するというものだ。


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