連載:俺のクルマと、アイツのクルマ
男にとって車は名刺代わり。だから、いい車に乗っている人に男は憧れる。じゃあ“いい車”のいいって何だ? 数々の車好きに話を伺っていく企画。
【写真19点】「駿河太郎の三菱『デリカD:5』はリセール無視のアメ車仕様! サーフィンに没頭する男の武骨カスタム」の詳細を写真でチェック■85人目■
駿河太郎さん(48歳)
1978年6月5日生まれ。兵庫県出身。留学や音楽活動を経て30歳を機に演技の世界へ。多くの作品で存在感を放ち、近年では『地面師たち』(Netflix)、映画『正体』など多くの話題作に出演。現在は『スピナーベイト』(フジ)に吉見健太郎役での出演が決定。さらに7月には舞台『ROLL((CAKE))TIME』も控える。
三菱「デリカD:5」
初登場から50年以上も愛される三菱の代表作。全長4800㎜以下のミニバンの中でも際立って空間のゆとりが感じられ、3列目は特にそれを実感する。その優しい包容力に加え、SUVのような頼もしい走りは予想を裏切るうれしさ。クリーンディーゼルエンジンが坂道でも力強くスムーズな加速を促し、電子制御4WDシステムが道に沿ったドライビングの最適解を導く。
愛車遍歴からも伝わる変わらない車の嗜好性
撮影当日の千葉・一宮の海岸は生憎の小雨。風もときおり強く吹き、海の波にも小さくない影響を与えている。どうやら、サーファーにとって芳しくない波のようだ。そんななか、一台の車がやってきた。ひと目見てそれとわかる駿河太郎さんの「デリカD:5」だ。


間近で見ると、その姿に1970年代のシボレー スポーツバンの空気を感じる。海を背景に撮りたい旨を伝えるとスムーズに所定の場所へ移動し停車。その手つきは慣れたものだ。
「前の車は今、とある理由から北海道にあってそれもデリカ。で、その前もデリカやな。ちょっと武骨なゴツゴツしている感じの」。
そう、駿河さんは筋金入りのデリカラバーなのである。

デリカ以外には、何を乗ってきたかを聞いてみると、実に興味をそそられるラインナップが名を連ねる。
「ずっと基本デリカなんやけど……中古で買ったクライスラーのダッジ・ジャーニーにも乗ってた。今はもうないんかな〜。当時は日本に1台しかなくて、もともと誰かが個人的に日本へ輸入して乗っていたやつらしい」。
今も心の奥底に燻り続けている古いアメ車への想い。とはいえ、現実との兼ね合いもある。折り合いをつけながら自身の納得のいく一台を探してきた。

「昔のアメ車はいいけど、古すぎると維持が大変。モノによっては燃費がリッター3(km/L)とかあるやん。なかなか厳しいよね。だから、最初はルノーのメガーヌワゴンを買った。15、6年前かな。部品もちゃんとあるし、日産で全部メンテできるから」。
サーフィンと出合うのは、メガーヌワゴンを手に入れてからまもなくのこと。海へ通う日々が始まったが、徐々に車と自身の生活との間にズレを感じるようになる。
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