連載「BODY CHANGER」とは……元大相撲力士として活躍していた雷鵬晋太郎さん。昨年に現役引退し、現在はパーソナルトレーナーとして活動する傍ら、およそ半年で、110kgから76kgへと劇的なボディチェンジで成功したという。
今回はそんな雷鵬さんに、アスリートならではのボディメイク術を聞いてみた。
話を聞いたのは……
雷鵬晋太郎●1997年生まれ、静岡県富士宮市出身の元大相撲力士。2021年に宮城野部屋へ入門し、小兵ながら俊敏な動きと多彩な投げ技を武器に活躍。2025年夏場所限りで現役を引退した。最高位は幕下43枚目。現在はパーソナルトレーナーとして活動しながら、ボディメイクの大会出場を目指し、驚異的な体の変化をSNS(@raiho_shintaro)で発信中。
2度の前十字靭帯断裂で引退を決意

――まずは本格的にボディメイクを始めたきっかけを教えてください。元々は大相撲の世界で力士として5年ほど活動していました。その間、左ヒザの前十字靭帯断裂を2度繰り返してしまったことが、引退の直接的な原因です。
1度目の断裂のときは手術をして、厳しいリハビリを経てなんとか復帰したんですが、そこから1年も経たないうちに、また同じところを切ってしまったんです。
――同じ箇所を、ですか?はい。1回目は土俵際で押されて俵に足が引っかかったときに無理やり耐えてしまって、その瞬間にヒザが反対を向くような感じで曲がってしまったんですね。「パーン!」というピストルのような音とともに、ゴムが切れるような感覚がありました。
2回目のときは半月板や後十字靭帯も損傷してしまって、お医者さんからは「競技を続けるのは厳しい」と、ほぼドクターストップに近い状態でしたね。
ただ、自分としてはどうしても諦めきれない思いがありました。そもそも相撲の世界に入るとき、「体は小さくても努力して、大きな相手を倒す相撲を貫こう」と決めていたし、目標にしていた関取になるまで、あと一歩というところまで来ていたので本当に悩みましたね。
――それでも引退を決意されたのは、なぜだったのでしょうか。相撲はいわば、無差別級のコンタクトスポーツです。自分の体重が110kgでも、相手は180kg以上あることはザラで、その差を技術でカバーしきれなくなると怪我につながります。
再手術した後も、当然リハビリはしましたが、ヒザの感覚がほぼ、なくなっていたんですよね。足が痺れて、膝から下の感覚がすごく弱くなったように感じて、自分の中でも「もう無理だな」と。その後、師匠(前宮城野親方/元白鵬)とも相談して、引退を決意しました。
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