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2026.03.23

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劇場アニメ『ルックバック』主題歌の音楽家、haruka nakamura。“温泉”と“旅”を愛する理由


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劇場アニメ『ルックバック』の主題歌を手掛けた、日本を代表する音楽家のharuka nakamuraさん。

風景や静寂から着想を得た詩的な音楽表現で、多くのファンを魅了。そんな彼のFUN-TIMEとは?

「温泉は自分の中の音に向き合う大事な場所」

これまで旅をしながら音楽活動を続けてきたharuka nakamuraさんにとって、道中の楽しみが温泉巡りだった。北海道に定住する今も、温泉は大事なFUN-TIMEのひとつになっている。
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「最近は『二股らぢうむ温泉』がお気に入りです。湯治で有名な温泉なのですが、山間部にある秘湯なので行くだけでも大変。でも僕にとってはそれだけの価値のある場所なんです。

温泉って気持ちいいのはもちろんですが、何万年も前の地殻変動や雨水などが地球によって温められて湧き出ているわけじゃないですか。太古の時代からある自然の恵みを味わえることも素敵だなと」。

また湯に浸かったあとにも楽しみがあるという。

「地元の人が集まる酒場に行って、お酒を飲むことも楽しい。というのも温泉街には、温泉を中心とした地域に根差した独自の文化がありますよね。その地域の文化や人に触れることも好きなんです」。



温泉が及ぼす創作活動への影響について訊くと「ありますね。かなり」と続ける。

「最近は瞑想をよくするのですが、それに近いのかもしれません。僕の頭の中では音楽がいつも聴こえていて、瞑想することで音のボリュームが大きくなっていく感じ。湯に浸かって集中すればするほど聴こえてくるんです。

そういう意味では、自分自身の中から生まれる音に向き合う大事な時間ですね」。

harukaさんの音楽は、外的な刺激を自分なりに咀嚼・吸収した先にある。そうして得たものがクリエイティブの源泉となっているのだ。新たなインプットはどうしているのか不思議に思っていると、耳障りのいい穏やかな声で答えてくれた。

「10年以上も旅をしながら音楽を作り、いろんな場所に行っては演奏し、現地の空気や人に触れながら出会いと別れを繰り返してきたので、そのときの経験が大きいです。あと北海道ならではの雪景色や、遊び感覚で触っている楽器などからも、無意識にインプットできているような気がします」。
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