空気をやわらかくする人でありたい

数年後には40代になる満島さん。どんな大人像を思い描いているのか、尋ねてみた。
「自分と関わる人や、作品などを見てくれる人が、少しあたたかい気持ちになれるような存在でありたいです。知識でも、元気でもいい。あるいは『自分もできそうだな』と思える勇気でもいい。
説教じみたことではなくて、自分が健康でハツラツと生きていることで、誰かの背中をそっと押せるような存在になれたらと」。

「僕が子供の頃、通学路にいつも明るいおじさんが居たんですよね。何をしている人かはわからないんだけど、会うと『今日はラッキーだな』と思えるような人で(笑)。ああいうのが良いなぁって。
沖縄には『じゃーはねーきや』という方言があります。その人がいるだけで場の空気がふっと和らぎ、心を解いてくれる人という意味。学生時代にそんな言葉があると知り、ずっと目指してきました」。

最近「お前、じゃーはねーきやになってきたな」と友人のひとりに言われたという。そういえば、高校生の頃に周りにも『そうなりたい』と話していたのを満島さんは思い出したとか。
「人だけじゃなく、動物や植物も含めて、目の前の生命が和らぐような存在でいられたらと思い、今も生きています。
少しは近づけているのかな。40代も、50代も、その先もずっと、僕は『じゃーはねーきや』を目指していきますよ!」。