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2026.02.28

「ドラクエで“船”を手に入れた感覚です」サルゴリラ児玉が“日産セレナ”を初の愛車に迎えた理由


連載:俺のクルマと、アイツのクルマ
男にとって車は名刺代わり。だから、いい車に乗っている人に男は憧れる。じゃあ“いい車”のいいって何だ? その実態を探るため「俺よりセンスいいよ、アイツ」という車好きを数珠つなぎに紹介してもらう企画。
【写真17点】「サルゴリラ児玉が“日産セレナ”を初の愛車に迎えた理由」の詳細を写真でチェック
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■ 79人目■

児玉智洋(44)


お笑いコンビ・サルゴリラのメンバー。1979年生まれ、東京都出身。2023年「キングオブコント」優勝。演技力に定評があり、ドラマや舞台でも活躍中。高円寺育ちのシティボーイで、趣味はスーパーマーケット巡りとサウナ、チェーン店での食事。【YouTube】「幼なじみチャンネル」


日産セレナ


ファミリーミニバンの定番として長年支持されてきた日産「セレナ」。児玉さんが選んだのは、3代目(C25型)。低床設計による乗り降りのしやすさや広い室内空間など、「家族のための使いやすさ」を真っ直ぐに追求していた時代の一台。セレナが“国民的ミニバン”と呼ばれる理由を、あらためて感じさせる世代である。


人生初のマイカーは家族のためのミニバン



2023年、キングオブコントで歴代最高得点を叩き出し、遅咲きの王者となったサルゴリラ。東京生まれの東京コンビに車の所有欲はそもそもなく、購入する気はハナから選択肢になかったという。だが、相方に影響を受けた児玉智洋さんも人生初のマイカーをついに入手!

児玉さんが選んだのは、天下を獲った男のチョイスとしては意外に思える16年落ちの日産セレナだ。
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「2人目の子どもが生まれて、奥さんの実家から借りていたN-BOXが手狭になったんですよ。スーパーで買い出しをすると荷物でギュウギュウ。『もっと大きいのが欲しいね』となって調べたら、日産セレナの評価がすごく高くて」。



相方の赤羽健壱さんが一足先に日産「エクストレイル」を購入したこともあり、児玉さんも同じ「スーパーオートバックス大宮バイパス」の店長へ相談することに。オーダーは“家族のためのミニバン”。すると一週間もしないうちに、後の相棒となる1台の画像が送られてきたという。

「16年も前のセレナなので古いんですけど、走行距離はわずか1万8000キロという奇跡的なコンディション。アウトドア仕様に憧れていたので、真っ白な車体をベージュと黒でオールペン(全塗装)してもらうことにしたんです」。

世界に2台の「KOC」ロゴに納得行かず!?

児玉さんが指定したのは、トヨタ FJクルーザーのベージュにトヨタ伝統のブラックをかけ合わせたツートーンカラー。だがそこに、店長のアドリブで「艶消しブラック」が加わり、3色使いのトリプルカラーに。足元は武骨なタイヤにカスタムした。



「本当は白いロゴが映えるはずだったんですよ、でも、どう見てもこれは青いロゴですよね?(笑)。僕は絶対に白でお願いしますって言ったのになぁ。『そのうち自然に白に変わるから大丈夫』って店長に言われてるんですけど、いまだにその気配がなくて。

店長は車が大好きな、いまだに少年みたいな人。頼んだ以上のことをアドリブでやってくれるんです。全体的にはめちゃくちゃ気に入ってます。内装もいい感じのベージュにしてくれたし、ただ……」。




児玉さんが苦笑しながら、あるポイントを指差した。ボディサイドに輝く「KOC」のロゴだ。

「これ、僕と赤羽の車にしかない世界に2台だけのロゴだって言うんですけど……正直、ちょっと外したいです(笑)。キングオブコントにかけて『キングオブカー』なんですけど、さすがに目立ちすぎかなって」。


「KOC」ロゴは相方・赤羽さんのエクストレイルにも付いている。


「おっせえよ!(笑)」と思わずツッコミ。タッチの差で逃した高級車



キングオブコントで優勝し、まとまった賞金も手にした。成功の証に、輸入車を買う芸人は少なくない。児玉さんもジープやゲレンデといった車で、“王者のハク”をつける気はなかったのだろうか。

「外車にはあまり興味がなかったですね。っていうか、維持費も含めて買えないですよ(笑)。それよりも日本車の広い内装と、道具としての性能の良さが僕には重要でした。国産のいいやつを自分好みに改造して乗りたかった。もともと高級車への欲はないほうだと思います」。



後部座席にも付けたモニターに映るのは“ちいかわ”。「いま子どもがハマってて」と児玉さん。


そう語る児玉さんだが、納車直後に少しだけ心が揺らぐ出来事があったという。

「車を買った直後に、チョコプラの長田に会ったんですよ。そしたら『車買い替えたから、乗らない車いる?』って。……おせーよ! 買っちゃったよ!ってなりました(笑)。しかも彼が乗ってたのは、ジープのとんでもなくカッコいいやつ。いかつい車に興味ないとか言いましたけど、もし買う前だったら絶対にそれもらってましたね。もらえるなら、そりゃ欲しいですよ」。

車は人生を広げてくれる「ドラクエの船」



児玉さんは20年来のサウナ愛好家でありながら、スーパーマーケット通いを愛してやまない。

「スーパーが大好きなんです。近所のライフ、オオゼキ、OKストア、全部行きますね。僕はとにかく家にいろいろストックしたいタイプ。セレナが手に入ったいま、どれだけ買い込んでも大丈夫ですから。

スーパーに行くと、まず半額セールをチェックします。そこから献立を決めるのがわが家のルーティン。もっぱら料理は奥さんがやるんですけど」。



これまでも義父の車を借り、自由に運転してきた。だが、自分で購入したマイカーは喜びがひとしおなのだとか。

「やっぱり気分がぜんぜん違いますね。人生が変わりましたよ。たとえるならドラクエで『船』を手に入れた時の感覚。行けなかった場所へ自力で行けるようになる、あれと同じワクワク感があります」。



車に常備しているサウナセット。


愛車を手に入れてから、移動の時間そのものが楽しみにもなったという。

「千葉の幕張にある劇場が好きになりました。移動距離がちょうどいいんですよ。運転しながら思わず鼻歌が出ちゃいますよね。相方の赤羽を横に乗せるときは、おじさんふたりでHANAを大声で歌ったり、ブルーハーツをハモったりして。

これからはセレナで車中泊やキャンプにも挑戦したいですね。道の駅巡りも大好きなので。あとは、両親を乗せて祖父母の墓参りに行けたら最高。ゴードンミラーへの憧れもありますが、当分はこのセレナが、僕の人生の相棒です」。




日産セレナと日産エクストレイル。長い下積みを経てもなお浮つかない2人は奇しくも“日産コンビ”となった。児玉さんは16年落ちのセレナを転がし、ふと鼻歌を漏らす。派手さはないけれど、遅咲きの王者が見つけた、最高に贅沢で確かな幸せに満ちていた。

佐藤ゆたか=写真 ぎぎまき=取材・文

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