連載「漫画、般若。」とは……TVアニメ『呪術廻戦』の第3期「死滅回游 前編」の放送がまもなく始まる。タイミング的にもそろそろいいだろう。ということで、リリックに取り入れるほどの“呪術ファン”でもある漫画オタク・般若が、満を持して作品の魅力を解説!
『呪術廻戦』(集英社 ジャンプコミックス)原作・芥見下々。人間の負の感情から生まれる「呪霊」と、それを祓う呪術師たちの戦いを描いたダークファンタジー。ある出来事をきっかけに「呪いの王」をその身に宿した高校生・虎杖悠仁が「呪術高等専門学校」へ編入。壮絶な戦いに身を投じていく様を描く。『週刊少年ジャンプ』にて2018年3月から2024年9月まで連載。シリーズ累計発行部数は1億部を突破し、2020年10月にはMBS/TBS系列でアニメ化。2021年の『劇場版 呪術廻戦 0』公開を経て、2026年1月8日からはTVアニメ第3期「死滅回游」が放送開始となる。
冨樫イズムを継承した“伏線”漫画

「動くな」。
……ということで今回は『呪術廻戦』です。もちろん、避けては通れない作品です。
僕は長いこと週刊少年ジャンプ本誌を読むことをやめているんです。単行本で一気に読むスタイルに切り替えたんですよ。それでも『呪術廻戦』は、ジャンプの表紙の絵が気になって手に取っちゃいました。
で、読んだ瞬間に「あ、こいつはヤバいぞ……」とオタクレーダーが反応しましたね。まだ今ほど話題になってない頃だったと思います。
日本古来のホラーというか、遡れば『ゲゲゲの鬼太郎』のようなダークな世界って、最近だとあまりなかったと思うんですよ。この作品はそういう「呪術(呪い)」をベースにしているのが逆に新鮮だったし、ジャンプお得意のバトルシーンと掛け合わせているのも面白いですよね。

まぁでも、「これ100%理解できているやついる?」って俺は問いたい。難しくなるポイントはいくつかあって、そこは何回読み返してもわからない。「領域展開」とか「術式」とか、五条悟の「無下限呪術」と「六眼」の理論なんて、マジで複雑じゃないですか。
俺はこの作品を、「全部、冨樫先生が悪い……」って思いながら読んでます(笑)。『幽☆遊☆白書』然り、『HUNTER×HUNTER』然り。ああいう“伏線”漫画を作ったから、こんな難解なものが生まれてしまったと思うんですよね〜。
2/4