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世界のセレブたちを歓喜させるラグジュアリーミニバン

メルセデス・ベンツ「ビジョンV」。

メルセデス・ベンツ「ビジョンV」。


最後はメルセデス・ベンツの新型Vクラスを予感させる、超絶ラグジュアリーミニバンのコンセプトカー「ビジョンV」を紹介。こちらも電気自動車のミニバンだ。
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世界のセレブたちも、セダンやSUVではなく、ミニバンの快適さに気づいたってことなのか?

4人乗りで、後席というより“ラウンジ”には、スライドドアを閉めると自動で下からスルスルと立ち上がる、4K&65インチの巨大スクリーンが備わる。

シート内蔵型も含めて42個もあるスピーカーが、耳で聞くだけでなく、体で感じる体験を提供してくれるという。
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4K解像度対応の65インチシネマスクリーンが床から立ち上がる。

4K解像度対応の65インチシネマスクリーンが床から立ち上がる。


ホワイトのナッパレザー製のチューブ状クッションで構成されたシートや、照明付きのディスプレイキャビネット、シャンデリア……こんな雰囲気で迎えられたら、酒を飲まずにいられない? なんて、同社の音声認識機能「MBUX」にぼやいたら「ゲームコントローラーもあるので、目の前の巨大スクリーンで楽しめますよ」などと、返されそうだ。

後席ドアは写真手前側のみで、反対側のドアに開閉機能はない。

後席ドアは写真手前側のみで、反対側のドアに開閉機能はない。


ほかにも、シートをリクライニングさせてリラックスできる音楽&スクリーン映像を楽しんだり、スクリーンを使って移動中もオンライン会議に参加したり、スクリーン上でネットショッピングをしたり……カラオケも楽しめるらしい。

ライバルはレクサス「LM」か? ビジョン(将来像や未来像)とモデル名に付くくらいだから、どこまで市販車に落とし込まれるかは定かではないが、現行型Vクラスも登場してもう10年が経つ。次期型には、「家族を乗せる」という大義名分のもと、本気で自分時間を楽しめる、そんな “走る別荘” としての進化を期待したい。

横一線に備わるディスプレイ。もちろん表示内容は自由にカスタマイズできる。

横一線に備わるディスプレイ。もちろん表示内容は自由にカスタマイズできる。


2026年以降、ミニバン&1BOX界隈がかなり騒々しくなりそうだ。

籠島康弘=文

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