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豊田会長専用の社用車がスゴい!

「センチュリーGRMN」。市販化はされていない。

「センチュリーGRMN」。市販化はされていない。


そして、御料車のベースであるセダンも、見ものだ。90年代に六本木を席巻したメルセデス・ベンツのAMGやロリンザー、ブラバス仕様ほど派手ではない、”品行方正な不良”のような雰囲気が漂う。
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名は「センチュリーGRMN」という。専用のエアロパーツをまとい、タイヤはインチアップされ、車高は少し落とされている。

車名に入る「GRMN(GAZOO Racing tuned by the Meister of Nürburgring)」とは、トヨタがモータースポーツで培った技術やノウハウを反映したGR(GAZOO Racing)モデルの中でも、少量生産の最上級モデルであることを示している。

今のところ一般販売はされていない。一応、豊田会長専用の社用車という扱いだが、センチュリーなのに、おそらく豊田会長は後席ではなく運転席に座る(座りたがる)だろう。
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何しろセンチュリーを“ドライバーズカー”にしようと言い出したのは、彼なのだから。

この車がジャパン・モビリティ・ショー2025に展示されたということは、センチュリーは運転しても楽しいハイブランド、ということを示唆しているのかも知れない。

90年代にAMG はSクラス(W126型)のロングホイールベースモデルをベースにした560SELという名車を仕上げたけれど、センチュリーはメルセデス・ベンツのさらに上を目指すのだから、GRモデルにはAMGを軽く超えることを期待したい。

籠島康弘=文

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