
近年、デニムの復権は著しく、セットアップの人気は根強い。であれば、デニム・オン・デニムを実践する大人たちの急増は必然なのであろう。デニム素材ならではの安心感&タフネスと、セットアップの気楽さ&インスタントさを両立。こりゃ確かに、最強かもね!
【写真16点】「急増中の「デニム・オン・デニム」スタイル」の詳細を写真でチェック① シンプルだからこそ際立つ細かい個性

Gジャン、デニム=ともにアディクトクローズ Tシャツ=ニュートラル シューズ=ローリングダブトリオ 帽子=ナイジェルケーボン 眼鏡=ニュー バッグ=マウントレイニアデザイン 腕時計=ガクレ
▶石川さんのスナップをすべて見る石川健一さん(48歳)デニムの王道ともいうべき濃いインディゴカラーに、ありそうでなかなか見かけないアノラック調のデザインをドッキング。シンプルだからこそ、細かい個性が際立つ。
日本ブランドが手掛けるそんなデニムセットアップを軸に、ニットキャップとバックパックで冬らしい色味をピンポイント投入。この過不足のなさが、大人っぽく見える要因にも。


② 気の利いた“リビルド”が光るミニマルスタイル

Gジャン、デニム=ともにシュガーヒル シューズ=ドクターマーチン 腕時計=アバウトヴィンテージ
▶ヤギさんのスナップをすべて見るヤギさん(29歳)“セカンド”をベースにしながらもフロントの雰囲気が異なるGジャン、タックが配された超ワイドなデニムパンツ。シュガーヒルらしい、気の利いた“リビルド”が光る。
上下で絶妙にズレたインディゴの表情も、ミニマルスタイルにアクセントを付与。となればあとは、そつなくシンプルに。定番のポストマンシューズで締めれば満点の出来。


③ デニムも合わせも、口数少なく言葉は重く

Gジャン、デニム=ともにタイムイズオン シューズ=クライミー 帽子=タイムイズオン 腕時計=ロレックス ブレスレット=不明
▶寺門さんのスナップをすべて見る寺門拓臣さん(43歳)東京の老舗セレクトショップが手掛けるベーシックなデニムセットアップを、気を衒わずにジャストなサイジングで身に纏う。多様化するデニム・オン・デニムに重い一石を投じる、タイムレスなスタイリングだ。
口数少なく、ただしその言葉は重く。そんな硬派なイメージと、必要十分な装飾品である腕元のロレックスが呼応。とことん渋い。

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