
朝と夜の空気が思ったより冷える季節。サッと羽織れて、インナーにもアウターにも使えるのがベストだ。そんな利便性に優れた一着、それではみんなも羽織ってみよう!……とは簡単にいかないのもベストというアイテムの特徴でもある。
ではどう着こなすべきか? 大人の悩みに応えるべく、暖かさと洒落感を両立させる5つの実力派コーディネイトを厳選した。
【写真11点】「思ったより寒いなってときに使えるベスト」の詳細を写真でチェック① 古着のベストを男らしくカントリーに装う

ベスト、シャツ=ともに古着 デニム=ニート シューズ=ラッセルモカシン 帽子=寺田製帽店 眼鏡=レスカルネティエ リング=ポダ
▶前田さんのスナップをすべて見る前田伸一さん(39歳)ブラウンの奥行きでチェックを表現した古着のシャツ、パンツ作りに並々ならぬこだわりを見せるブランドのデニム、そしてオーダーメイド製帽店によるフェルトハット。いずれもモノ選びに信念を感じさせるコーディネイトは、シンプルながらセンスの良さが光る。そこにベストが加われば、カントリーな雰囲気がより強まるうえ、季節感も手にいれることができる。
全身の色使いにも注目したい。ベストとデニムはダークトーンで落ち着きながら、シャツとハット、アイウェア、レザーシューズにいたるまでベージュ&ブラウン系の色味でまとめて立体感をうまく作った。つまり、選びもこなしもカンペキなのだ。

② ゆったりとしたストリートなベストも見逃せない

ベスト=ストーンアイランド ニット=古着 デニム=シュガーヒル シューズ=ドクターマーチン 帽子=ニューエラ 眼鏡=モスコット バッグ=シーピーカンパニー ブレスレット=ティファニー
▶三原さんのスナップをすべて見る三原隆誠さん(20歳)ベストというアイテム自体がひとヒネリある服だから、全身にも少しクセのあるものを散りばめるとうまくいく。例えばヘッドギアにはサファリハットを選んだり、デニムは極太な一本を。もちろんローファーにピンクレザーを持ってきたのもグッドチョイス。
そして主役のベストはストリートで絶大な人気を誇るストーンアイランドのロゴが左脇に光る一着。少しゆったりとした身幅は、もっと寒くなってきたら中に厚手スウェットを着ても問題ナシだ。

③ ベストでもっと楽しくなるカラーコーディネイト

ジャケット=ディーシーホワイト ベスト=トルフィリオス シャツ=ドレイクス×シップス パンツ=スタジオニコルソン シューズ=パラブーツ 眼鏡=マイキータ×メゾンマルジェラ 腕時計=ブライトリング ブレスレット=不明 リング=スティーブンジェイビゲイ
▶田村さんのスナップをすべて見る田村さん(30歳)こんなに色使いが挑戦的かつ巧みな御仁はなかなか珍しい! ショッキングピンクのジャケットにコンチョボタンが効いたペールイエローのネイティブ系ベスト、キャンディストライプのシャツという合わせが強烈だ。
とはいえベージュチノやメタルフレームのアイウェア、レザーシューズという大人らしさを感じる小物選びで地に足のついたコーディネイトに。ひっそりと個性を加えるニットタイもいい味を出している。
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