自転車派としてキャップはマスト。
経年変化か、それとも元来そういう素材なのか、おそらくウールシルクの生地は独特のとろみを持ち、ヴィンテージのカーディガンやデニムのように柔らかく、着心地も良好。
これを着て子供の行事に参列したときの感慨深さは、計り知れないものがあったそう。
ドレスウォッチよりお手軽ウォッチを。
馴染みのヴァンズなら動きやすい。
「ヴィンテージ好きな我々にとって、時間とは貴重で価値がある贅沢なもの。日本でいう着物のように、親から継承したこれをいつか子供に渡せたら……。そう思うと、余計に特別な価値を感じます。
みんなの親父さんのワードローブにも、贅沢なスーツが眠っているかもね」。
ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ ディレクター 渡辺真史●1971年生まれ。モデルやアパレルブランド勤務を経たのち、2004年に自身のブランドを設立。スーツはワーク、スポーツ、ミリタリーの服と同じユニフォームと捉え、日常的に着て楽しんでいるようだ。移動は基本的に自転車派。
OCEANS12月「本物だけが欲しいのだ!」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!