シャツ2万6950円/エイチ ビューティー&ユース 050-8890-9491、デニム9万8000円/ピーター ウー(エム 03-6721-0406)、ネックレス2万3100円、キーチェーン2万2000円/ともにザ・オブジェクト theobject.jp
好きになったものに関しては凝り性。ヴィクトリア期のイギリスのドレスにハマったときは、図鑑を買い漁り、イギリスの美術館まで足を運んだこともあるという。
「自分だけのお気に入りを見つけると、インターネットはもちろんですが、詳しい人に聞いたり、本を取り寄せたり、奥底まで知りたくなります。それは、自分のルーツを知ることにもつながっているような気がします。
例えば、好きになったビョークやシガー・ロス、ムームといったアーティストを調べると、みんなアイスランド出身であることに気が付きました。もしかしたらアイスランドには、自分が惹かれる何かがあるのかもしれないと感じて、今度はアイスランドについて調べてみたり。
豊かな自然や、教会などの神聖なものが多い長崎との共通点を見いだすことができて、なんだかうれしくなりました」。
純粋に興味を持ったものをあれこれ掘り下げることで、視界が開ける感覚。暮らしのなかで、そんな体験が味わえることも十分豊か=ラグジュアリーだ。
とはいえ、20代の等身大として、例えば自分のご褒美に、単純に高価なものを購入して、それを楽しむことはないのだろうか?
「もちろん、何かの節目や記念にジュエリーなどを買うこともあります。でも、そういうときも、昔から変わらないモチーフや受け継がれているデザインを選ぶことが多いですね。
ちょうど20歳になったときに、母からパールのネックレスをもらいました。それは何歳になっても、ずっと着け続けたいです。
長く付き合えるものは、それだけで特別感が宿りますし、家族や近しい人が受け継いでいくこともまた豊かなことだと思います」。
そんな長濱さんにとって、いちばんラグジュアリーなものを挙げるとしたら、何になるのだろうか?
「いちばんは少し難しいですが……リビングに飾ってあるアイスランドの風景写真かな。たまたま日本でやっていたとある写真展に足を運んだときに出逢ったのですが、大好きなアイスランドの美しい世界が自分の部屋に広がっているのは、贅沢だと感じます。
結局、その場所に惹かれて、ひとり旅で同じ場所に行ってきました。そして、非日常を求めて飛行機に乗っている時は、いちばんリラックスしている瞬間。これこそ最高の贅沢ですね(笑)」。
長濱ねる●1998年、長崎県生まれ。2019年「欅坂46」卒業後、俳優としての活動と並行して、ニュース番組のコメンテーターやラジオ番組のナビゲーター、エッセイの執筆など、マルチに活躍。今年発売した2nd写真集『長濱ねる』は、自身に影響を与えた雄大な北欧にて撮影し、大きな話題に。
OCEANS 12月「 What's Luxury? 本物だけが欲しいのだ!」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!