
奥義と呼ぶにはシンプルすぎるけど、意外と見落としがちな真実。同じブランドで上下、もしくは全身を纏えば絶対にすべらない。聞けば納得、単純な話だ。事実、街角で目立つ洒落者たちのあいだでも、その絶対法則を取り入れるケースが散見。仕上がりの程は以下で。
【写真11点】「“ブランド揃え”なら、絶対にすべらない。という話」の詳細を写真でチェック① ラフ&ラグジュアリーをナチュラルに両立

ジャケット、シャツ、パンツ=すべてポータークラシック シューズ=ムシンサスタンダード 帽子=ニューエラ 腕時計=カシオ ピアス=ノーブランド リング=グッチ
▶︎カンさんのスナップをすべて見るカンウジンさん(24歳)リラックスシルエットに余裕漂う黒揃えの上下も、モノトーンに軽快なリズムを与えるギンガムチェックも、全部ポータークラシック。シンプルに上質が香る。
ラフとラグジュアリーが両立するユニークなムードは、ニューエラのキャップとグッチのリングを両使いしたミックス感ともリンク。まあ、難しいこと抜きでグッドセンス!

② ヌケと軽さを意識した一歩先行くモノトーン

コート、シャツ、パンツ、帽子=すべてフジト シューズ=ヴァンズ 靴下=オブスキュアソックス リング=クロムハーツ
▶︎松尾さんのスナップをすべて見る松尾卓実さん(48歳)松尾さんのご贔屓ブランドは、フジト。福岡に拠点を置き、国内生産にこだわったシンプルで丁寧なモノづくりは、最高のベーシックウェアを導き出す。
着こなしはブラックをメインカラーに、大人っぽいルーズシルエットを構築。いい具合に掠れたチェックシャツとヌケのあるヴァンズの表情で、冬の重さを軽減した。

③ グラデ&ドレープで豊かな黒を存分に楽しむ

ジャケット、ニット、パンツ=すべてコモリ シューズ=グイディ バッグ=アエタ 腕時計=ロレックス
▶︎中川さんのスナップをすべて見る中川直樹さん(50歳)お次はモノトーン好きからの支持率が高いドメスブランド、コモリでまとめたグッドサンプル。SNAP常連の中川さんは全身を異なる質感で覆い、黒の贅沢な差別化を楽しむ。
見るからに滑らかな優しい肌触り、緻密な仕立ては圧巻のひと言。明度で作る繊細なグラデーションとともに、微かな光沢やドレープが見事なアクセントとなる。
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