
紅葉や枯れ葉を思わせるえんじ色や黄土色といった落ち着いた色味は、秋だからこそ着たくなる。一方で渋さを持ち合わせるカラーリングだけに、装いもシックにまとまりがちだが、ただ大人っぽくしたいワケじゃないのが我々OCEANSな男たち。
今っぽさや若々しさも感じながら、秋色を取り入れていきたい。そこで提案したいのが、大胆な柄とともに取り入れるという手法。
色が落ち着いているからインパクトのある柄も取り入れやすいし、それによって装いがツマラナイなんてこともなくなるというメリットだらけ、というワケだ。例えばこんな3人のように、試してみてはどうだろう?
【写真7点】「秋っぽい色は大胆に取り入れるとセンス良く見える!」の詳細を写真でチェック① シュプリームらしい柄で、バーガンディを取り入れると……

ジャケット=シュプリーム ベスト、スニーカー=ともにアディダス オリジナルス デニム=リー 帽子=古着 サングラス=ゾフ 腕時計=アップル
▶︎山口さんのスナップをすべて見る山口裕也さん(44歳)さすがはシュプリーム、秋色×大胆柄のメリットをすでに分かっている模様。そんなジャケットを主役にしたコーディネイトは、インナーにもバーガンディを挟んで統一感を意識した。すると、シンプルなブルーデニムというスタイルもこのとおり季節感とユニークさを両得できるというワケだ。
強烈かつ落ち着いたジャケットを取り入れていることで、鮮やかなレッドのマルボロキャップといった主張の強い小物も馴染みやすい。

② シャツの色味をパンツやキャップで拾ってカラーコーデを満喫!

シャツ=古着 パンツ=ワイスリー スニーカー=アシックス 帽子=ニューエラ サングラス=ヴィンテージ
▶︎山藤さんのスナップをすべて見る山藤貴宏さん(39歳)夕日のような美しい橙色がポイント使いされたアートのようなシャツは、それだけでも主役を張れる一枚。だが、パンツにも同色を取り入れることで全身で秋を楽しんだ。
「シャツの色を拾う」というテクニックは、キャップやスニーカーのブルーでも踏襲。やはり全身の色みを合わせることを意識するのが、柄を取り入れる際のポイントのようだ。

③ ネイティブ調のベージュプルオーバーで自分らしく、秋らしく

Tシャツ=古着 デニム=リーバイス 靴=アンスクリア×クラークスオリジナルズ 帽子=ヴィンテージ 眼鏡=プレーギーイー アイウェア/腕時計=エムエムシックスメゾンマルジェラ
▶︎タナカさんのスナップをすべて見るタナカリョウヤさん(30歳)温かみのあるベージュもこの時季着たくなるカラーリングのひとつ。タナカさんはネイティブ調のグラフィックが面白いプルオーバーで自分らしさ全開で楽しんだ。
ここでも「色合わせ」が重要のようで、ハットやクラークスにもベージュをチョイス。ユニークなグラフィックやテイストの服こそ、秋色だとまとまりが出やすいことを証明してくれた。
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季節感はファッションにおける重要な要素だ。それを自分らしく楽しめる男こそ、格好いいと思う。この3人のように、センス良くこの秋を過ごしたいなら、ぜひ「大胆柄で秋色」のテクニックを真似してほしい!