
朝晩がぐっと冷え込み、アウターが主役になる11月。この秋冬は“オーバーサイズ”から一転、腰回りでしっかり決まる“ジャスト丈”にトレンドの兆しが。動きやすく、バランスも取りやすい。そんなリアルなアウタースタイルを街の洒落者たちからピックアップした。
【写真11点】「今季のアウターは“ジャスト丈”が気分」の詳細を写真でチェック① スポーティなブルゾンで“抜け”を作る

ブルゾン、カットソー=ともにロンハーマン デニム=リーバイス シューズ=レッドウィング 腕時計=カシオ ネックレス=ノーブランド バングル=不明 リング=エルメス リング2=プロジェビア
▶︎中川さんのスナップをすべて見る中川慎一さん(40歳)ゆったりしたジップブルゾンとカットソーは、ともにロンハーマンのもの。そこにリーバイスのテーパードデニムを合わせてシンプルな大人カジュアルに。
アウターはジップを開けて抜けを作ったり、ウエストをブラウジングさせたり、シルエットにメリハリを効かせて品をキープ。
パンツもジャスト丈をチョイスし、レッドウィングのレザーシューズを覗かせて武骨さもプラス。自然体ながら、シルエットと着こなしで魅せる上級コーデだ。

② デニムジャケット×チノパンの王道カジュアル

Gジャン=ユナイテッドアローズグリーンレーベルリラクシング Tシャツ=コロンビア パンツ=コモリ シューズ=コンバース 帽子=ビューティアンドユースユナイテッドアローズ 眼鏡=金子眼鏡 腕時計=オメガ
▶︎下村さんのスナップをすべて見る下村拓也さん(31歳)デニムジャケットにベージュチノという王道コンビも、バンドカラーのシャツジャケ風デザインで今季らしい雰囲気。インナーも濃紺をチョイスし、トーンを揃えることで深みのあるスタイルに。
小ぶりのラウンドメガネがレトロなムードを引き立て、足元のブルーコンバースが程よい軽快さを加える。

③ ネイビーセットアップで上品ストリートを体現

ジャケット、パンツ=ともにユニクロ Tシャツ=シュプリーム シューズ=シュプリーム×クラークス 帽子=ニューエラ×エメレオンドレ 眼鏡=ジンズ ピアス、ネックレス、リング=すべてトムウッド ブレスレット、リング2=ともにエルメス リング3=メゾンマルジェラ 靴下=フルーツオブザルーム
▶︎吉川さんのスナップをすべて見る吉川寛人さん(36歳)ユニクロのセットアップに、シュプリームのロゴTやベースボールキャップを投入。足元はシュプリーム×クラークスのワラビーで大人っぽく引き締め、上品なカジュアルを作り上げた。
太縁メガネや薄色ラインソックス、ラグジュアリーブランドのアクセサリーなど、小物使いも洒落感が漂う秘訣。ユニクロをメインに使いながら合わせるアイテムで個性を出す、簡単そうに見えて所々に工夫が散りばめられている。

④ GAP×リーバイスのデニム・オン・デニム

Gジャン=ギャップ シャツ=ユニクロ デニム=リーバイス シューズ=クラークス 眼鏡=ジンズ 腕時計=カシオ
▶︎高橋さんのスナップをすべて見る高橋翔太さん(26歳)デニム×デニムのコンビネーションは、Gジャンをジャスト丈にすることで現代的にアップデート。インナーの白シャツが清潔感を添え、クラークスの黒ブーツが全体を引き締める。
クラシックなGジャンのシルエットを生かした、正統派デニムスタイルの完成だ。

⑤ オフホワイト×ブラックでつくる“柔らかモード”

ジャケット=コモリ Tシャツ=コンビニエンスウェア パンツ=ユニクロ シューズ=アシックス 眼鏡=オリバーピープルズ ピアス、ネックレス、バングル、リング=すべてアヤシ
▶︎AYA4さんのスナップをすべて見るAYA4さん(39歳)白Tに黒のワイドパンツを合わせたシンプルなモノトーンコーデ。そこにコモリのジャケットをさらりと羽織り、リラックス感ある大人のジャケパンスタイルに仕上げた。
重ね付けしたネックレスやロールアップした手首からチラリと見せるブレスレットなど、シルバーアクセを効かせたのもポイント。盛りすぎず、かと言って地味すぎない、街で目を引くミニマルスタイルだ。
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ジャスト丈アウターは、動きやすさとスマートさを両立する万能アイテム。重ね着も自在で、どんなパンツにも好相性。
この冬は“丈で差をつける”意識で、街でも自然体なお洒落を楽しみたい。