
秋から頼れて、冬まで使えるアウターとは。その代表格はずばり、着脱もレイヤーも容易なダウンベストである。サラッと羽織れるユーティリティ性の権化は、そのバリエーションの豊かさも魅力。まずは、街で目立っていた昨シーズンの着こなしを復習しておこう。
【写真7点】「サラッとベストのススメ」の詳細を写真でチェック① ベストから始まるユニークな三重奏
ベスト、カーディガン、シャツ、スニーカー=すべて古着 パンツ=不明 帽子=ニューエラ
▶︎今村さんのスナップをすべて見る今村幸輝さん(30歳)ノンカラーのナイロンベストを皮切りに、カーディガン、シャツと連なるダークトーンの三重奏スタイル。ベスト風にも見えるカーディガンの柄が、ユニークな視覚効果を発揮する。
その落ち着いた印象を活かすべく、ワイドパンツにシャツをタックイン。サイジングのバランスも良く、しかもほぼ全身を古着で構成するという玄人感。いい。

② 便利な黒ベストが全身を橋渡し
ベスト=プロップスストア ジャケット=アンスラックス デニム=サンデーズベスト スニーカー=プーマ
▶︎盛田さんのスナップをすべて見る盛田 峻さん(35歳)ナイロンベスト&ナイロンシェル、ブラックベスト&ブラックデニム。使い勝手のいいベストが全身の橋渡し役となった、アーバンアクティブな装いだ。
ニットキャップとスニーカーの色味を合わせ、アクセントを強調したのも妙手。暗く、重くなりがちな秋冬のコーディネイトにおいて、差し色の重要性も再認識させる。

③ シンプルスタイルを質感の差で個性的に
ベスト=コールドブレーカー ニット=不明 パンツ=コモリ スニーカー=ニューバランス
▶︎中里さんのスナップをすべて見る中里悠也さん(29歳)薄手のニットにフワモコのベストを重ねて、ダークな配色ながらも優しい印象に。テロっとした質感のイージーパンツもまた違った表情で、シンプルなコーディネイトを盛り上げる。
パンツの裾絞りシルエットによって視線が誘導される足元には、ベストとトーン違いのグレーカラーを配置。ライトなニュアンスを加え、全体のバランスを軽やかに傾けた。

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秋アウターは、ベストがベスト。そう、そういうこと。まずは騙されたと思って、お気に入りを見つけて袖を通してほしい。その利便性に驚き、きっと手放せなくなるから。