
ルーズがフツーになりつつある現代においても、超や極がつくほど太いパンツにはなかなか挑戦しにくい。と思いきや、意外にも単純な解決法が存在。それが、品のいいシャツと合わせること。下はダボっと、上はシュシュっと。このバランスで、うまくいく。
【写真7点】「極太パンツはシャツで攻略せよ」の詳細を写真でチェック① 柔らかなグラデーションで、ルーズな合わせを優しく

シャツ、パンツ=ともにセイジネーション シューズ=ニューバランス 眼鏡=ピーターアンドメイ バッグ=ブレス リング=メイデン リング2=ミクフカミツ
▶︎片山さんのスナップをすべて見る片山 健さん(28歳)同ブランドで揃えた、極太パンツとシャツのコンビネーション。ともに柔らかな色味が特徴で、シャツのバンドカラーがパンツのリラックステイストと共鳴して文句なしに映える。
ウェアで絶妙なグラデーションを描きつつ、柄物のバッグでアクセントをひと匙。ぱっつんの髪型とメタルアイウェアの組み合わせも繊細。お上手なり!

② モノ合わせ以上に色合わせの妙が際立つモノトーン

シャツ=オーバーコート Tシャツ=グラフペーパー パンツ=カラー シューズ、バッグ=ともにロエベ 腕時計、リング3=ともにカルティエ ブレスレッド、リング=ともにエルメス リング2=ブシュロン
▶︎生島さんのスナップをすべて見る生島広嗣さん(48歳)シャツと太パンのモノ合わせもさることながら、インナーのタートルまで含めて濃度差のあるグレーで組み立てた色合わせの妙が際立つ。上下で綺麗なドレープが効いているのもポイントだ。
この時点で極太パンツにありがちな“やんちゃ”感は一切なく、ハイでモードな印象に。さらには、名門のバッグやアクセサリーでダメ押し。はい、大人っぽい。

③ ルーズ×ルーズも上品シャツで解決!

シャツ=グラフペーパー パンツ=アモーメント シューズ=アディダス 眼鏡=アイヴァン バッグ=イーラ 腕時計=アップル ブレスレット=シンパシーオブソウル 靴下=トーガ
▶︎カズさんのスナップをすべて見るカズさん(41歳)シャツさえ着れば、上下が超ゆるくてもうまくこなせるという好例。ただし、その場合は極力シンプルなデザインを選ぶのが吉。バンドカラーなどのシュッとしたディテールも頼りになる。
カズさんのケースは、薄めと濃いめでコントラストをつけたブルーの合わせが効果的。で、足元のゼブラ柄ソックスでピンポイントに遊ぶ。実にいいバランスである。

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なかなか手を伸ばしにくいと思われがちだからこそ、個性が発揮できる。ただし、コツさえ掴めばかなり簡単。そう考えれば、思いっきり太いパンツって実はビギナーフレンドリー。ぜひ臆さずチャレンジを!