
どちらかと言えばサッカーはファッションではなく、パッションだと思う。それでも、街ではフットボールにまつわるアイテムを纏った粋な洒落者の姿が増えてきているのも事実。ということで、確かな盛り上がりを見せる“界隈”の着こなしに迫っていこう。
【写真7点】「『サッカーは、ファッションだ!』を体現したスポカジの達人たち」の詳細写真をチェック① 潔いブルーグラデに“好き”を混ぜ込んで

シャツ=ユニフォーム パンツ=マウジーヴィンテージ シューズ=ヴァンズ 帽子=メゾンバース 眼鏡=アンユーズド 腕時計=アップル
▶︎エディさんのスナップをすべて見るエディさん(44歳)濃いブルーのキャップと、アイスブルーのインディゴデニム。その橋渡しとなる青いゲームシャツは、23-24シーズンのアーセナル。80年代のデザインをルーツとしたレトロ顔だ。
潔いブルーのグラデーションに自らの“好き”をさらっと混ぜ込み、イヤミに見せない点が好印象。足元のヴァンズも、ナチュラルにサマになる。

② 軽装を情熱的に彩る、“ブラウグラナ”の力強さ

Tシャツ=古着 デニム=メゾンスペシャル シューズ=コンバース バッグ=バレンシアガ ネックレス=ラブレス ブレスレット=マルニ リング=グッチ リング2=メゾンマルジェラ
▶︎あとうさんのスナップをすべて見るあとうさん(23歳)ワイドストレートの黒デニムに合わせたユニフォームは、16-17のバルセロナ。メッシ、スアレス、ネイマールの強力3トップを擁した、ルイス・エンリケ時代の最終年に着用された。
幅広の“ブラウグラナ”が力強く、軽装を情熱的に彩る。一方で、ネックレスやリングなどのアクセサリーも負けじと印象的。やはり、大切なのはパッションだよね!

③ 胸のロゴが、素直で素敵な名刺代わりに

Tシャツ=エフシーレアルブリストル パンツ=パタゴニア シューズ=ナイキ 眼鏡=レイバン 腕時計=アップル
▶︎早坂さんのスナップをすべて見る早坂 翼さん(38歳)Tシャツ&ショーツのミニマルスタイルを、胸のロゴでアイコニックに。サッカーカルチャーに軸足を置くブランドのチカラが、素直で素敵な名刺代わりになる。
足元の味付けにも注目。あえてウェアの色味を拾わず爽やかな白をベースとし、ソックスのラインとスニーカーのパーツカラーでアクセントを少量付与。軽やかに仕上げた。

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欧州サッカーのシーズン開幕から早1カ月が経過し、来年に開催されるワールドカップへの熱も高まってきた。やって楽しい、見て楽しい、そして装って楽しい。フットボールの奥深さを、自分なりの距離感でとことん味わおう!