
秋近し、隣は何を着る人ぞ。失礼。とにもかくにも、リーバイスのブラックデニムのハナシである。シンプルでタフ、そしていつもの青より少しだけ新鮮な気分にもなれる1本は、新しい季節をともにするにうってつけの存在。だと思うのだ。
【写真9点】「秋を先取りするならリーバイスのブラックで」の詳細を写真でチェック① ジャストサイズを品良く、さりげなく

Tシャツ=古着 デニム=リーバイス シューズ=コンバース サングラス=アコニ バッグ、ネックレス、ブレスレット、リング、ウォレットチェーン=すべてエルメス 腕時計=ロレックス ベルト=ヴィンテージワークス
▶︎十倍さんのスナップをすべて見る十倍直昭さん(45歳)映画『シャフト』のワンシーンを切り取ったTシャツに、色落ち始めたブラックリーバイス。さすがは、ヴィンテージを熟知するVCM代表取締役の着こなし。文句なし。
ジャストサイズのデニムを品良くはいて、数々のハイブランドを黒でまとめて悪目立ちさせない。そのあたりの差配からも、数奇者の貫禄が漂ってくる。


② シンプルモノトーンでシルエットを強調

Tシャツ=古着 デニム=リーバイス シューズ=コンバース 帽子=ラルフ ローレン 眼鏡=トムフォード バッグ=コムデギャルソン
▶︎HOKUさんのスナップをすべて見るHOKUさん(27歳)タック入りのワイドシルエットという、あまり見かけないタイプのリーバイス。それだけに、シンプルに黒白のコーディネイトを実践するだけでさらっとサマになる。
軽やかにタックインしたTシャツのフロントには、まるで着用者本人かのような類似スタイルの人物画が。首から無造作に下げたヘッドフォンで、音を感じさせる仕掛けもリンク。


③ オールブラックを爽やかに、趣深く

ブルゾン=古着 シャツ=ユニクロ デニム=リーバイス スニーカー=ナイキ バッグ=バオバオイッセイミヤケ
▶︎西崎さんのスナップをすべて見る西崎智洋さん(28歳)全身黒にストライプシャツを挟み込んで、抜け感と爽やかさをプラス。短丈ブルゾンとシャツのバランスも面白く、ど定番のオールブラックを退屈に見せない。
いわずもがな、経年変化したリーバイスの趣深い黒も効果的。アイコニックなバッグの幾何学デザインもアクセントに添えて、まさしく黒の玄人を体現する。

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Tシャツ&ショーツの快適さに後ろ髪を引かれながら、重ね着自在の気持ちいい季節を待ちわびる。そんな端境期にあって忘れたくない、ブラックリーバイスの安定感と有り難み。さあ、これからも前向きにファッションを楽しもう!