三菱好きな父の影響でアウトランダーを購入

1台目にアウトランダーを選んだきっかけは、父親だったと話す。
「三菱にしたのは父の影響です。子どもが生まれる前、父はスポーツカーに乗ってたんですけど、子育て以降は三菱のデリカだけ。6台連続で、白か黒のデリカを乗り継いでいるんですよ。一途ですよね(笑)」。
車内空間が広いミニバンのデリカは、アウトドア派のファミリー層にすこぶる人気が高い。例に漏れず、角田家の思い出にも必ず登場してきた存在だ。

「家族が仲良くて、小さい頃からよく車で出かけていたんです。デリカは山道も雪道も運転が怖くないって、父が言ってたのを覚えています。いろいろ連れて行ってもらいましたね。
最近、私たちの成長を機に、父が車を買い替えたがっていたことを知って……。それがアウトランダーだったんです。結局母に諭されて、父はいまもデリカに乗っていますが(笑)」。
長距離ドライブでよく聞くのは「オーディブル」。一番のお気に入りは『夢をかなえるゾウ』のエピソード1。
「じゃ、私がアウトランダーに乗るよ」とひと肌脱いだ角田さんだが、初代のアウトランダーの走行距離は6年間で10万km以上。父の願いを叶える思いもあったとはいえ、乗り始めると運転のしやすさにすっかりハマったのだという。
「とにかく、めちゃくちゃ運転しやすいんですよ。機会があるごとにトヨタのハリアーやベンツ、マツダのCX-8なども運転しましたが、その度にアウトランダーの運転のしやすさを再認識します。もう他の車には乗れないかも……って思うくらい。
初代に不具合はなかったので買い替える必要はなかったんですが、新車の法定耐用年数を迎えるタイミングで乗り換えようかなって。2台目も迷うことなくアウトランダーを選びました」。

前回の購入は2017年の世界選手権の後。そして、今回はパリ五輪の直後という節目と重なった。機能をいろいろアップグレードした結果、費用は前回の倍ほどになったという。
「結果はどうであれ『がんばった自分に車を買おう』と決めていたので、2024年のオリンピックで優勝した直後に2台目を買いました。いいご褒美になりました」。
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