連載:俺のクルマと、アイツのクルマ男にとって車は名刺代わり。だから、いい車に乗っている人に男は憧れる。じゃあ“いい車”のいいって何だ? その実態を探るため「俺よりセンスいいよ、アイツ」という車好きを数珠つなぎに紹介してもらう企画。
【写真20点】「溺愛するジープの遺伝子を引き継ぐ『デリカD:5』は全35カ所をフルカスタム!敏腕カメラマン渾身の一台」の詳細を写真でチェック■
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土山大輔(44歳)
土山大輔●1981年、滋賀県生まれ。伊藤彰紀氏に師事し、2010年に独立。現在はTRON management所属。ファッション、ビューティーを中心に、女優・モデル・俳優などを撮影。映像作家としても活躍中。・TRON management ・Instagram
三菱 デリカD:5

ミニバンの快適性とSUVの走破性を融合させたクロスオーバーモデル。車高の高さとフルタイム4WDにより、雪道や悪路でも安定した走行性能を誇る。力強いディーゼルエンジンや広い室内空間が魅力で、アウトドアやファミリーユース向き。特に北海道など寒冷地で人気が高い一台だ。
14年連れ添ったジープからデリカへ

まずデリカの話をする前に、土山さんがゾッコンだった一台に触れておきたい。それは「ジープ ラングラー」。高校のときから買うと決め、30歳でその夢をかなえた。
それから約14年、相棒以上の存在として連れ添ったが、近く手放すことを決めたという。ここ数年は故障が続き、室内も手狭になってきたのがその理由だ。
「僕にとって車は“相棒”というか、自分の一部のようなものなんです。だからこのジープもリセールは考えず、一生乗るつもりでした。だけど、11年目から故障が頻発するようになっちゃって。

一緒に出かけることが多い子どもたちの存在も、乗り換えを決心させた。
「運転も乗り心地もほんとに最高でした。でも、自分ばかり良くても家族はどうだろうって思って。大きくなってきた2人の子どもには窮屈になってきちゃったんです」。
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