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リーバイスへの想いは、やっぱり“501”

レギュラー古着の魅力に目覚める一方で、復刻モデルへの関心も高まってきた。その象徴が、10年以上前に購入した「リーバイス ビンテージ クロージング(LVC)」の501XXだ。
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「32インチの復刻モデルで、比較的細身なシルエット。昔はLVCを“邪道”だと思っていたんですけど、実際にはいてみたら“あれ、意外といいな”って(笑)」。

以前はヴィンテージの501XXを2本所有していたが、はくたびに破れ、その修理を繰り返す日々。最終的には父親に譲ったという。
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「繊細すぎて実用的ではなかったけど、やっぱりあの風合いが好きで。復刻なら気兼ねなくはけるし、はき込むことで風合いも育つ。そういう意味では、ヴィンテージと現行の“いいとこ取り”みたいな存在ですね」。




今も変わらず、ワードローブには数本のリーバイスが揃っている。他ブランドのジーンズも試してきたが、結局戻ってくるのはいつもリーバイスだ。

「古着好きにとって、リーバイスは絶対に通る道。まさに“教科書”的な存在ですよね。他のジーンズもはくけど、最後はやっぱりここに戻ってくる。タバコと一緒で、一度ハマると抜け出せない(笑)」。



一時期には、あえてタバコの跡をつけた加工ジーンズも存在した。それほどまでに、タバコとリーバイスは切っても切れない関係だ。

「昔から、ジーンズのポケットにジッポとタバコを入れてたんです。そうすると跡が浮き出てくる。それがまた渋いなって思って。僕の中で、男といえば、“タバコとコーヒーと501”ってイメージが根強く残ってます」。

今ではブラックの501にハマり、復刻モデルにも惹かれるように。視野が広がった分、楽しみ方もより自由になった。

「昔は“古着=インディゴブルーの501”が定番だったけど、今はブラックも良いし、LVCのような復刻も面白い。年齢やライフスタイルに合わせて選び方を変えられるのも、リーバイスの大きな魅力だと思いますね」。

佐藤ゆたか=写真 菊地 亮=取材・文

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