
トレンドになって久しい“90sリバイバル”。リアルタイムで経験してきた我々にはうれしいことだ。
人気セレクトショップを経て、現在ブランドやプロダクトのコンサルティングを担う森秀人さんもそのひとり。古着、アメカジ、フレンチ、ストリート…。ありとあらゆるジャンルに触れてきた彼が今、リアルに脚を通すリーバイスとは?
【写真22点】「アメカジ世代の業界人が愛用する6本の私物リーバイスを公開」の詳細を写真でチェック 紹介してくれたのは……
森秀人(もり・ひでと)●エディフィスのスタッフとしてキャリアをスタートし、VMDやクリエイティブ部門の総責任者を経て2010年に執行役員へ。2015年には取締役に就任すると、ファッションにとどまらずインテリア、フードなど多数のブランドを要するベイクルーズのチーフクリエイティブオフィサーに就任する。そして2022年に独立し、ブランドコンサルティング会社のフェーヴを設立。instagram:@hideto_mori。
ファッションルーキー時代のデニム遍歴は

森さんは4歳上の兄の影響で、小学生の頃にはもうすでに雑誌『メンズクラブ』を手に取り、中学生で『ホットドッグ・プレス』や『ポパイ』を読み漁っていたという。その過程でリーバイスとも必然的に出合い、映画の影響を受けて徐々にアメリカンカルチャーへと傾倒していく。
「昔はよくデニムショップでリーバイスの小冊子カタログを配っていたんですよ。表紙はジェームズ・ディーン。彼といえばリーのデニムを思い浮かべる人も多いと思いますが、リーバイスの広告でも起用されていました。ニットにジャストサイズのジーンズをはいた姿が格好よかったんですよね」。

「僕が子供の頃はアメリカのファッションカルチャーを感じる映画作品が多かったんですよ。1985年公開の『バック・トゥー・ザ・フューチャー』なんてまさにそう。クラスファイヴのダウンベストにゲスのデニム、カルバン・クラインのボクサー、足元はナイキのブルイン。主人公マーティのスタイリングに夢中でした」。
映画の影響を受け、’50年代のスタイルにも興味を持った。高校生になるとそれは顕著になり、現行品より古着に目がいくようになる。地元の古着店へよく足を運ぶようになったのもこの頃だ。

「今では貴重とされる古着も当時は安く買えましたよ。ブームが到来して以降は、えらく高額になりましたが、あの頃はボロくても安くていいものを探す感覚が宝探しのようで楽しかった。もちろんデニムは好きでしたが、それ以外もたくさん買っていましたね」。
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