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ポイント④ 本物の木材を使って風合いを出す


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僕は自然の素材、特に木材が好き。壁やフローリング、天井など、あらゆる資材に本物の木材を使用していますね。やはり木材があると雰囲気が断然いいんです。

日本ではコストを考えて、それっぽいデザインのウォールペーパーを使うことが多いですが、ほかの現場であまった木材をもらったり、木材店で安く買って使ったりすればかなりコストを抑えられます。


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玄関横の壁の部分には、余ったフローリング材を裏返して使用したり、キッチンカウンターの天板の余剰分を階段に使ったり。システムキッチンの天板もホームセンターで4000円で買ったものです。幅が足らなかったので2枚使用してますが、見た目では全然わからないですね。

使用する木材の種類は、檜や杉、ベイマツやオーク材などさまざまですが、木材で統一していると、余った分を家のあらゆる箇所に使えるので便利です。



ポイント⑤ シンプル・イズ・ザ・ベスト。空間色は2色で



僕がリノベする家は、基本的にシンプルな白、または木材そのものの風合いを生かすことが多いです。空間全体をシンプルにするのがベスト。もし色に迷ったらあれこれ考えないで白を選ぶのがおすすめです。

このシステムキッチンも、ヤフオクで白い食洗機や洗濯機などを買って、キャビネットはIKEAで購入しました。キッチンの位置は変えてませんが、システムキッチンにしてタイルを貼っただけですね。買ってはめればいいので、スペースがあればこんなシステムキッチンもできます。



それと光の色も大事。日本の家は蛍光灯を使う家庭が多いですが、僕はウォームライト(暖色系)派。2700〜3500Kの明るさのライトを使います。リビングなどでは間接照明をつけるのもおすすめです。

これからリノベをしようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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佐藤ゆたか=写真 池田裕美=取材・文

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