
ランドローバーの象徴的なSUV「ディフェンダー」が、世界の社会課題解決に貢献しようとしている。その象徴が、ランドローバーがグローバルに展開しているNPO支援プログラム「ディフェンダーアワード」だ。
このアワードは、地域社会や環境保護、災害支援、教育支援など、多様な分野で社会的使命を果たしている非営利団体に対し、ランドローバーが支援を行うプログラム。選ばれた団体には約2000万円相当(10万ポンド)の活動資金と「ディフェンダー」本体が1台提供される。
2025年、このグローバルな取り組みがついに日本にも本格上陸。日本から1団体が選ばれることが決定した。
【写真9点】「ディフェンダー」がアワードを実施!選ばれた団体には車両本体と2000万円を贈呈 「現場に強い車」が支援の輪を拡げる

ディフェンダーは、もともと過酷な自然環境やオフロードでの走破性を重視して開発された車両であり、世界中の辺境地や災害現場で活躍してきた。単なる高級SUVではなく、“ミッションのある移動手段”として、あらゆる現場に投入されている。
その車が、今度は社会貢献という文脈で「アワード」というかたちで提供される。ディフェンダーアワードは、車両そのものと活動資金をセットで提供することで、NPOが実際に現場に赴き、人びとに支援を届ける力を持つことを目指している。

たとえば、山間部に暮らす高齢者に支援物資を届ける団体、広大な保護林のパトロールを続けている環境NPO、災害直後に現場に急行する救援ボランティア組織など、物理的な“移動”が活動の根幹にある団体にとって、この支援は極めて具体的で実効性のあるものになるだろう。
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