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身体が演技を覚えていた


坂口さんが人生を懸けて楽しんでいる4つのこと。ゴルフ、サーフィン、コーヒー……そして最後のひとつが、俳優という仕事である。
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冒頭書いたとおり、現在放送中の『続・続・最後から二番目の恋』にて、連続ドラマに復帰を果たした坂口さん。久しぶりのドラマ撮影の印象はどうだったのか。

「レギュラー出演は何しろ11年ぶりなので、正直、プレッシャーはありました。

現場は、当時とすごく変わったこともあれば、変わらない良さもあって。今、半分くらい撮影が終わったところ(取材時)ですが、楽しくやらせてもらってます。
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ドラマ自体が、前作の11年後を描いたもの。演じるこちらもちょうど11年ぶりですから、なかなか不思議な感じではありますね(笑)」。

フジテレビのいわゆる“月9”で放送中の『続・続・最後から二番目の恋』(毎週月曜21:00〜21:54)。坂口さんは、カフェ店長の長倉真平役で出演。©︎フジテレビ

フジテレビのいわゆる“月9”で放送中の『続・続・最後から二番目の恋』(毎週月曜21:00〜21:54)。坂口さんは、カフェ店長の長倉真平役で出演。©︎フジテレビ


もともと日常の小さな出来事を描いてきたこのドラマシリーズであるが、本作もそのテーマは共通。「視聴者の方々にも共感してもらえるシーンは多いはず」と、坂口さんは言う。

「このドラマの特徴でもあるのですが、ホン(台本)にして20ページくらいのシーンを、1カットで撮るようなことが結構あって。

だから舞台みたいに、リハーサルをきちっとこなして、準備を整える。撮影はもう、その場にいる全員の“共同作業”というイメージです。いい意味の緊張感があるんですよ。

連続ドラマからはずいぶん離れていたので、気持ちはちょっと固くなっていましたけど……不思議なことに身体が演技を覚えているんですよね。少しずつカンを取り戻しながら、現場に臨んでいます」。

俳優としての本格的な再始動を果たした坂口さん。その快活な演技をぜひ、ドラマにてチェックしていただきたい。

坂口さんはこの先もきっと、自身の人生をさらに深く、丁寧に、全力で楽しんでいくはずだ。我々OCEANSは今後もずっと、その姿を追いかけ続けていこうと思う。

坂口憲二●1975年、東京生まれ。99年、モデルデビューを経て俳優へ。芸能活動を休止していた2018年、自身のコーヒーブランド、The Rising Sun Coffeeを立ち上げる。2023年より俳優業を再開。ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)で長倉真平役を演じている。

三浦安間=写真 石橋修一=スタイリング 北 清輔(337inc.)=ヘアメイク 加瀬友重=文

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