[左]安井達郎さん[右]高山 都さん●モデルとして雑誌やカタログ、広告などで活躍するふたりは、晴れて2022年に結婚。安井さんは、写真家や映像監督としての顔も持ち、高山さんは、執筆業やブランドとのコラボ商品ディレクターとしても活動中。デニムは、そんな多彩な夫婦にとって、不動の定番服だ。
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すべての写真を見る服に関して、「好きなテイストが似ている」という安井達郎さんと高山 都さんは、アウターやジャケットをシェアすることが多いそう。
なかでもデニムのカバーオールは、それを象徴するアイテムのひとつ。
自然体でさりげないリンクコーデを実践するおふたりに、その秘訣を伺った。
「さりげない“リンク”と“シェア”で、ユニット感を楽しんでいます」

「大好きなブランドの最新モデルは、1960年代のフレンチデニムを原型にしたゆったりフォルムがお気に入り」。コットンヘンプの糸を使った軽快な素材感もはきやすさに直結する。3万3000円/ウティ outil_atelier_shop
「実は僕にマッチするサイズ感で購入したもの。それを妻が上手に着こなすので、感心しています。
一緒に出かける場合、今日のように彼女がカバーオールを羽織るなら、自分は似た発色のインディゴデニムをはくといった具合で、リンクコーデを楽しむことが多いかもしれません」(安井、以下Y)。
互いの着こなしのテイストを察しながら、デニムをセレクトしているふたりの姿は、まさに阿吽の呼吸を体得しているようにも見える。
「ジェンダーレスデザインや、共有できるものを意識すると、相手のことも考えられるから、お洒落の楽しさが2倍になる」(高山、以下T)。
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