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ガバッと羽織って、ラフに袖捲り。大きめのカバーオールは、M-41ジャケットをモチーフにしたミリタリーテイスト。「シンプルで長く着られて、しかも男女ともに似合う形がポイント」。3万7400円/シオタ

ガバッと羽織って、ラフに袖捲り。大きめのカバーオールは、M-41ジャケットをモチーフにしたミリタリーテイスト。「シンプルで長く着られて、しかも男女ともに似合う形がポイント」。3万7400円/シオタ info@ciota.jp


確かに、色やデザインで統一感を出して、ベストな着こなしを探れるのはデニムだからこその面白さ。とはいえ、バランスの取れたコーデを毎度成立させるのは、難しくはないのだろうか?
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「結局は、最終的に妻が調整を図ってくれます。彼女の意見を聞いて、参考にすることで、間違いなく僕のお洒落偏差値は上昇しました(笑)」(Y)。

デニムの着こなしというと、とかく男は武骨な方向に傾倒する傾向がある。それを女性目線で的確にアドバイスしてくれる相手がいるのは、非常に心強い。

目指すべき最終形は、ふたりのコーディネイトが絶妙な温度感でリンクしたスタイル。“さりげない一体感”がキーワードだ。
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まったく同じアイテムやブランドではないけれど、色使いやバランス感による妙で一体感を演出。実は、ロレックスのヴィンテージ時計もお揃いで着用するなど、見えないところにも共通項を取り入れている。

まったく同じアイテムやブランドではないけれど、色使いやバランス感による妙で一体感を演出。実は、ロレックスのヴィンテージ時計もお揃いで着用するなど、見えないところにも共通項を取り入れている。


「いちばん気をつけているのは、トーンや風合い、空気感を合わせること。いわゆるペアルックは、さすがに気恥ずかしい。他者から見て落ち着いて見えるふたりというのが、私たちにとってのテーマかもしれません」(T)。

互いにバランスの取れたスタイルを試行錯誤するうちに、いつの間にか安井さんのクローゼットにはデニムの本数が増え、自分ひとりでもこれまでとは違ったスタイルへとアレンジできるようになったという。

「妻との服選びを意識するようになって、デニムを含め、服のバリエが格段に増えました。それもあってか、仕事仲間に服装を褒められる機会も!全部、妻のおかげです(笑)」(Y)。


OCEANS 5月「デニムは、人だ。」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック

沼尾翔平、森脇裕介=写真 猪股真衣子(TRON)、山口理沙(+nine)=ヘアメイク 長谷川茂雄=編集・文

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